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図書館戦争:::図書館問題は中津川の民主主義学校?かな?

 有川浩の小説ではありません(笑)。読んでみたい本ではありますが・・・。

 これは、本当にあった話です。実録!図書館戦争ですね。お隣の県であった話ですが、ちょこっと全国ネットのニュースでも流れたのでご存知の方もいるかもしれません。

 場所は岐阜県中津川市。私がこれを知ったのは、所用で岐阜に泊まったときに、県内ニュースで報道していたからです。図書館建設の計画は以前からあったようですが、2008年に作成された中津川中心市街地活性化基本計画が、国の認定を受け、図書館建設に対して2009年度から「暮らし・にぎわい再生事業補助金」を、さらに土地購入に対しても、経済危機対策臨時交付金を使うことが出来るということになり、一気に計画が走り始めたようです。いわゆるハコモノということですね。

 というような感じでしたが、ここで反対運動が起こったわけです。図書館建設には割りと反対運動は起こらないものです。音楽ホールや美術館より身近だからかな。

 しかし、中津川の場合、借金が数百億円、下水道汚泥処理施設の問題、それと大図書館(かなり大きいのだよね計画では)の建設に当たり特定の業者との癒着など、特殊な事情が結構ありました。いろいろすったもんだの後、反対派が市長のリコール請求をしかけたというわけです。 ここで、市長さん、とりあえず、建設計画の休止をしとけばよかったんだけど、市民が署名を集めている間も、ユニー(スーパー跡地が建設予定地)の基礎撤去などの工事を進めてしまったんですね。

 このことで、人口8万人の中津川市で3万人もの署名を集めて、リコール請求が成立してしまったんです。中津川市、結構合併してますから、旧市街地の人たちほとんどが反対になったような感じです。

 そして、リコールの是非を問う住民投票が12月(2011年)に行われる事になったのですが、直前になって、市長辞職。この1月に出直し選挙があり、5千票の差で、図書館建設の中止を訴える現市長が当選。今に至っているようです。 

 で、図書館はどうなったって? まあ、今は凍結されています。八ッ場ダム状態ですね。

 このどこが民主主義の学校かというと、いろいろと考えさせることが多いんですよ。

 反対派の中心は、いわゆる左系の方たち。で、推進派の方たちは、土建的な方たちと、どちらかというとリベラルな、図書館の役割をよ~~くわかっている人たちなんですね。それもかなり先進的に、戦略的に。そうもし、べつの施設だったらなら、反対派になるような、そんな方たちのようなんです。

 これらが市民に向けて、チラシ折込合戦をなさったようなんですね。どちらのチラシが一般住民の心をつかむかという、一種のイメージ合戦です。

 なので、推進派からは、反対派の雑駁な理論という批判が出ているわけで、チラシを見るとそのあたりがよくわかります。(中津川市市民のブログなどに掲載されています) このあたり当地(諏訪)の合併の時と状況がとてもよく似ている。

 実際、中津川の図書館にも行ってみました。今の図書館、その姿勢が素晴らしいです。また建物も、それほど傷んでいない。なにか、この案件は歩み寄りが可能だったような気がするんです。それがこんなにこんがらがっている。

 ここから見えてくるものは、市民活動がなんだか、土建利権と同じように利権化してきていること。図書館を良くしたいと思うグループが。自分たちの思いを通すために、政治に近寄りすぎてるような・・・そんな気もしました。このあたりは、対岸の火事ではないかなぁと思います。気をつけねばいけないところでしょうか。

 それで、素晴らしい図書館の取り組み・姿勢も取材してきましたので、そちらはまたの機会に。

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