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KOTOKO

 最近名古屋づいていて、また用事で出かけたついでに、観てまいりましたよ、「KOTOKO」。主演がCoccoで監督が「鉄男」の塚本晋也、それで、テーマが育児ノイローゼかなんかという事前情報。かなり痛い映画なんだろうなぁ~と期待に胸を膨らませながら、名駅裏のシネマスコーレ(道からいきなり映画館のあそこです)へ。 

 結果、やっぱ予想通り、痛すぎでした。リストカットやら被害妄想のような場面の連続で、もともとCoocoがそんなような情緒不安定気味なので、現実なのか、作品なのか、区別が付きにくいうえに、次第に“病状”は悪化していくので、いわゆる楽しくない映画の代表のようなものに仕上がっていました(笑)。

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 チラシのこの画像からも痛々しさが伝わってきますよね。しかし、Coocoの演技はなかなかのもので、随所に塚本さんらしい残酷シーンもちりばめてあり、マニアックな視点では満足してしまいそうな・・・そんなあやうい映画でした。

 たぶん、児童虐待って、やってしまう当事者の心の中はこういった「大切な人を守りたいから殺してしまう」みたいな究極の愛情で満ち溢れていて、それを実行に移してしまうことなんだろうなぁ・・・そんなことも感じました。

 ネタばれですが、次第に病状は悪化(たぶん統合失調症を発症していく)、最後はそれなりの隔離病棟のようなところに入ってしまうんですね。

 デヴィット・リンチの「インランド・エンパイア」を統合失調症の発症過程と解説した精神科医がいました。あの映画は患者に寄り添いすぎて、時系列がめちゃめちゃで観客には気を使っていませんでした。そのぶん「何がどうなってるんだ」と展開を予想できずに、延々とわけのわからない映像を見せられ続けるという、サスペンス的?要素が感じられましたが。

 「KOTOKO」はその点、時系列を尊重しており、まあわかりやすいっちゃあ、わかりやすかったですね。リンチ的なフェティシズムあふれる映像の展開はありませんが、楽しくない映画が好きな方にはお勧めです。長野県では、松本のシネマセレクトで6月1日(金)19時半~(於ける松本市民芸術館)の上映があります。お見逃しなく。ついでに、松本シネマセレクトの活動も、すんばらしいので、応援したいですね。

 この日は、この映画を観てから、名古屋での用事を済ませて、バスを最終のものにして、「SR3」も観てしまいました。えらく重い映画鑑賞の日になったということで・・・そっちの話はまた後で。

 

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