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自律的発展:東京農工大との連携

 ステップアップゼミでは、数年来、東京農工大学の学生さんの卒業論文研究や、実地調査などに協力してきました。今年も、2名の方が御射山神戸にて研究を行います。その研究についてと、新しい取り組みなどについて説明をするために、先生や学生さんたちがこられました。

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 今年の卒業研究は、昨年までの耕作放棄地の調査の継続なのですが、①耕作放棄地の実状はこうだ ②それを地域の力で何とかくいとめ、少し改善した ③しかし、後継者のことを考えると先行きは暗い

 こんな感じなのです。今年はそこに「内発的農地保全」という考えを付け加え、より実践的に取り組んでくれるとの事です。和歌山県の方で、農工大が取り組んでいる、ワークショップの方式を取り入れていきます。

 今まで地元学というと、都会の人間などがよそ者の眼で地域を見て、地域の人たちがそれを感じて、地域のよさに気づいていくというものでした。今回のワークショップは、「自律的発展を支援するワークショップ」というもので、よそ者を一切いれずに、地域のもともと住んでいる人たちだけを対象としたものです。手法は地元学と同じように、地元のよさを発見し、活性化するためにはどうしたら言いかアイディアを出し合うというものです。意見地図というマップを使ったりし、順位を決めて、意見を集約していきます。

 その結果、たとえば、和歌山での例として、

1位 集中豪雨の対策に農業用水路の護岸を改修する。

2位 黒大豆を栽培し(地域の名産として黒大豆がある)健康食品を作る。

3位 休耕田を花畑にする。

4位 農道の荒れた箇所を改修する。

5位 イノシシ料理を開発する(イノシシが増えてしまっている)

というようなランキングになります。

 結果として、1位や4位に集落が直面している、困った課題が入っているのが、このワークショップの特徴であり、いいところであるのです。

 地域のニーズをどこかにすっ飛ばした、「グリーンツーリズムをやろう」とか、「風力発電をやろう」とか、「農家カフェで人をよぼう」とかいう、都会人が考えそうな、ある種の“はやりもの”があまり入ってこないのですね。

 このあたりに非常に親近感を覚えまして、今年も応援・協力していくことになりました。まあ、学生さん、たまにしか来ないので、充分対応できるのですが・・・。

 継続研究のほかに、他の分野から、耕作放棄地の土壌の物理的構造の比較研究なども行われ(トレンチするらしいです)、御射山神戸もにぎやかになりそうです。

 

 

 

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