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フレンズ・アフター・3.11 原発ブームは終わったか!?

 昨日、岩井俊二監督の新作、「フレンズ・アフター・3.11」を観てきました。昨年以来、“3.11もの”というジャンルがあるのではないか・・・というくらいいろいろな監督さんが東日本大震災やフクシマ原発をテーマにした映画を作っています。少し辟易もしていたので、殆ど無視していましたが、あの「リリィ・シュシュ~」や「スワロウテイル」の監督なので、どんな風に料理するのか興味があり、観たわけです。

 まず会場に入ってびっくりしたのは・・・、まあ前評判あまりよくなかったので、仕方ないのですが、人がいない。松本のMウィングのホールだったのですが、30人いたかなぁ・・・そんな感じです。

 昼間の上映もあり、昼間はどうだったかわからないですが、「100000年後の安全」に比べて、あまりの落差にびっくりしました。いわゆる“原発ブーム”は終わったのかもしれません。

 映画ですが、いきなり原発アイドルとか言う子の、やけに薄っぺらいベタな発言から始まり、どうなるのかなと心配でしたが、最後まで見て、あの原発アイドルは演出だったのかと納得。中味は、まあ「YOU TUBEの著名人のコメント映像のいいところを切り取りました」という感じのもので、きちんと伝えたいという意図を持って編集してあるので、なかなか見ごたえはありました。特に、鎌仲監督と上杉隆さんのコメントは、よくまとめてわかりやすく、言っていることも「ごもっとも」という感じでよかったかな。

 そしてエンディング。この映画ストーリーがあってクライマックスという感じではないので、ネタばらししますが、アキバのB級アイドルとか言う少女が、安っぽい、ここで泣くかぁというような涙を流します(もし、この言い方が気になる方があったら、被災地に行ってない人間の無責任な発言と思ってください)。ここで、最初の原発アイドルが演出であることに気が付いちゃったわけです。たぶん中味を引き立てるためかなと・・・。

Main_image

 オープニングとエンディングにRADWINPSのボーカル野田氏の曲が流れます。あのはかなげな声があっていたと思います。映画の中に小林武史も出てくるので、ここらに岩井映画の流れがチラッと見えます。なかなかいい曲だったよこれは。

 “原発ブーム”と先ほどあげましたが、こういった同じような映画がいくつも出来る事は、それを見る人が広がるという意味でいいことだと思います。ただ、本当に広がっているのかというところには疑問があります。映画の中で京大の小出裕章氏も、 YOU TUBEの影響力といった点で、そういった疑問を投げかけています。私も「ネットですべてが市民サイドの情報になっていく」なんていう、お気楽な見方には賛同できません。上杉隆さんのやり方は賞賛しますが、上杉さんが日ごろ言っている、「ツイッターで世界が変わる」なんてのも、浮き足立ってるようにしか見えません。

 そんな意味も込めて、RADの野田氏をフューチャーしたこの映画が、若い世代に見られるのを期待します。まあ、「RAD?ちょっと前に流行ってたよね、あれ」という感じも否めませんが(苦笑)。

 

  

 

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