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2012年7月

御射山神戸ワークショップ チラシできました

 東京農工大の支援を受けて実施される、新しい形のワークショップのチラシが出来上がりました。今までの地元学ですと、地元の人と、「よそ者」のコラボでしたが、今回のワークショップは地元の人だけで行います。もちろんエリア内に住んでいる、IターンやUターンの方も参加できます。

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 前からここで紹介しているように、なにか新しい都会の人が喜びそうなグリーンツーリズムであるとか、おしゃれな特産品であるとか、そういったものを求めるのではなく、地元に人が、ここでどうやって幸福に暮らしていくかということに、重きを置いたものです。

 そう、今主流の地域づくりは、右肩上がりであるとか、経済成長神話に侵されてる感じが強いです。そうではなくて、これからは経済成長はあってもほんのわずか。どちらかというと、世界的に「衰退」の方向へ行くのは明らかではないでしょうか?

 そこで、ちょっとばっかり成功して、小金を稼いで、「どうだ 地域づくりの事は私に聞きなさい」と、ドヤ顔で威張って見せても仕方ないだろうということです。それは、必ず、他のどこかの地域を踏みつけることになるからです。その辺に気が付けば、宮沢賢治ではないですが、「世界の全体が幸福にならなければ、個人の幸福はありえない」の精神にたち戻るしかないでしょう。

 そんな意味で、今回のワークショップは期待できるものだと思います。

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北関東のメディアテーク ゆうき図書館

 なにかと話題になっていた図書館なので、見にいきたかったのですが、やっと叶いました。私が中学高校をすごした町(栃木県小山市)の隣町なので、土地勘はばっちし、ずいぶん結城市の市街地も変わってしまっていましたが、結城駅前にある結城市民情報センターに・・・。

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 図書館はこの建物の1,2階なんですが・・・う~~ん見るからにバブリー。設計は茨城県内の業者で、図書館を建てて、いろいろ賞をもらっている事務所です。

 一時、情報やIT関係の建物がバブリーになったときがあり、どうもそのあたりに建てたようです。(いわゆるバブルは崩壊していましたが)

 この図書館、情報環境で非常に名前が出て来る図書館です。全国に先駆けているのは、ICタグがすべての図書についていること。それで、自動の機械で貸し借りが出来ることです。もちろん蔵書管理もそれでやっています。

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 また情報関係もそこそこ充実していて、データベース接続も、このクラスの市町村(人口5万強)にしては、いい感じです。日経テレコン、朝日新聞聞蔵、CiNii、JAPAN KNOWLEDGE と頑張ってます。

 で、設備の方はというと、

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  パソコンを中心にしたワークステーションも完備。検索は図書の開架の間に結構まめにおいてあります。ここらは、浦安に習ったものと思います。

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 蔵書は12万冊と、富士見よりちょっと少なめ。が、特徴としてデザインに走っています。非常に無機的で、モダンな空間。どう見ても、町自体は茨城の田舎町ですから、周囲からはちょっと浮いちゃってる雰囲気ですが・・・。

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 コンクリート打ちっぱなしを思わせる、鉄骨構造材見せっぱなしの天井。

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 曲線を生かした雑誌ラック。もちろん、お約束な「ず・ぼん」も置いてありまする。↓

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 鎮魂の祈りをささげているような、独特の照明。

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 自由な雰囲気にあふれた閲覧室。

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 スペースの一角にある、和室です。と、こんな感じで、訪れる者に圧倒的な存在感を示しています。新川和江さんという結城市出身の詩人の蔵書を展示するスペースもあり、詩集がいっぱい。

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 詩集がいっぱいあるというのは、それはそれで素晴らしい学習環境を提供すると思います。

 と、なかなか凄い図書館なんですね。仙台メディアテーク(見たことないのですが) ミニ版といったところ。

 ただ、なのですね。ここまで見させていただいて、写真も許可を取れば自由にとらせていただいてなのですが、あまりにも利用者が少ないんです。カウンターで聞いたのですが、特別少ない日ではないようで・・・。写真を撮るのにも、人が入らないように気を使わなくても、人が入らない、そんな状態でした。ただただ、「もったいない」んですね。

 私の思うところ、たぶん高尚過ぎて、近寄りがたいのではないのかなと。また、都会ではないので、これを使いこなすような感覚の層が、層と言えるほどまとまっていないのでしょうね。

 ちょっとひどい言い方になるかもしれませんが、「宝のもちぐされ」状態になってるように思います。

 でも、トップランナー的な図書館であるのは間違いないですね。デザインと人寄せがうまいだけで、こけおどしの図書館なんてのもありますから。ここは、蔵書数は少ない方ですが、選書はなかなかよかったです。市民がもっと使うような、そんな工夫を・・・がんばって欲しいです。

 ふと感じたのですが、いつも見慣れている、富士見の図書館の賑わいが異常なのかもしれません。

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まちミューガイドブック 岡谷の取材

 やっと、具体的な動きが始まりました。まちミューガイドブック、第1弾は岡谷近代化遺産とまち歩き です。この日は、理事長の山本さんと、イラストレーター、ライターの三人を、私と代表の北原で案内しました。

 まあ、富士見と岡谷は離れていますから、段取りは代表にまかせっきり。まずは、林家の見学から。

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 イラスト担当田中さん、いざって写真を撮ってます。この日、ずいぶん暑かったのですが、さすが林家です。開け放たれた窓から涼しい風が入り、外とは別世界。

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 これが、復元された金唐紙ですが、これについても丹念に取材がされました。

 次にお邪魔したのは、現在岡谷で唯一仕事として動いている宮坂製糸工場。

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 ここ、半端でなかったです。もうちょっと近代的なものを想像していましたが、なんと上州式と諏訪式の座繰りを再現し、伝統として保存しようとしています。作業されてる方も最高が85歳と、まさに女工さん体験者。その技は凄いらしいです。

 この製糸工場は、蚕糸博物館がリニューアル時には、その中に入って実際に工場をやってしまうとの事で、楽しみです。

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 糸繰りの感じがよく出た一枚。

 一日がかりで、汗だくの取材。富士アイスなんかも取材して、ついでにソフトも食べたりして、楽しかったです。このガイドブック、8月末にゲラが出来上がり、校正を経て、9月末には出来上がります。乞うご期待。

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東京農工大とのワークショップ

 東京農工大と協働で行うワークショップのための、総合打ち合わせを実施しました。今回のワークショップは、御射山神戸のほぼ半分のエリアの人たちに参加を呼びかけ、実施します。

 当初は、農地・水・環境や中山間直接払いの関係者で・・・という感じでしたが、いろいろと事情があって、結局有志で行うことに・・・。

 それでも、それぞれの関係者やメンバーの方は重複しているので、同じような感じになると思います。

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 一応、地元の錚々たるメンバーで農工大の先生の説明をうかがってから、やり方などを協議しました。

 先生のお話は、和歌山で実践されている話が中心で、かなり具体的なものだったので、質問なども活発に出て、いい雰囲気。

 そして、写真で地域の課題などをあぶりだすシートがこれです。

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 地域を見て歩いて、たとえば、「直売所の売り上げが透明の箱に入っていて、お客さんに丸見えでまずい」とか、「渓流釣りの注意書き看板が周囲とそぐわない」とか、かなり具体的です。

 こういう具体的なものを積み重ねて、地域の課題を絞っていく手法で、非常に面白そう、かつ、役に立ちそうです。

 メンバーも今から楽しみにしています。8月に第1回は実施されます。参加は地域の人に限られますが、見学程度なら地域外のかたでもいいようです。報告は継続していきます。

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直売所 開店~~

  直売所がやっと開店です。

 富士見、特に御射山神戸あたりは、標高も高く、春の種まきが平地よりずいぶん遅くなります。そのために、なかなか夏野菜の季節がやってこないんですが、そんなことを言ってると、開店できないので、7月から・・・ということで、開店しました。

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 一応、出品は折りたたみのコンテナでそろえて、準備しているところです。

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 この日は、規格より大きくなってしまったブロッコリーや、早植えのジャガイモ(アンデス)、ハクサイ、キュウリ、パセリなどが出て、結構な品ぞろいに・・・。

 あえて、あまり宣伝はせず、じわじわと口コミでということで開店したので、最初のお客は、ごくごく近所に人と、身内(直売所関係)のみ。それでも、出したものはあらかたはけて、いい感じ。

 そうなんですよ。今年はたまねぎ失敗した、とか、ブロッコリーは今頃出来るのは作ってない、みたいな感じで、小さな集落の中にも、需要があるんです。たぶんあまり外のお客さんを呼び込まなくても(少しはいないとダメですが)、やってけるんじゃないかなぁと、そんな手ごたえでした。

 まあ、みんな、お店やさんごっこという感じで、なんだか楽しい一日になりました。

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 にぎわう店内。みんな顔見知りです。

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ワンデイ 23年のラブスト-リー

  こっぱずかしい題名ですが、たまにはこんなのも観るんですね。もちろんチラシもこっぱずかしいんです。

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 少女趣味そのままですが、なかなかいい映画だったのであえて紹介。エマ(「プラダを着た~」のアン・ハサウェイ)とデクスターというカレッジの同級生が、23年間くっついたり、離れたりするラブストーリー。毎年7月15日に二人が阿何をしているかが、主な展開。ゆえにワンデイなんですね。

 卒業からの、2~3年が同じ調子で描かれていたので、「うわっ、この繰り返しかぁ」とビビっていましたら、なかなか展開上手な監督さんで、やられました。

 若い頃のシーンの間に、なにげに挟み込まれているいつの年代かわからないシーンが、あとで、いろいろ意味を持っていたり、すれ違うはずのない同一人物が時間を越えてすれ違ったりする(同じ場所に同じ時間に)ようなシーンが結構あって、ラスト近くには、はっとする瞬間がいくつも仕組まれています。ウマイ。

 そうそう、映画ファンをちょろっと刺激するような場面もあって、たとえば、エマが別の恋人と映画を見にいくシーンがあります。たぶん「悪魔のいけにえ3」を見にいったと思うんですが、「やっぱりチェーンソーは凄かったね」なんて映画の感想を言いながら、「これよりトリコロールの青を見にいけばよかったね」なんて話をするんです。

 ジュリエット・ビノシュのあれです。国際的な作曲家の家族旅行のベンツが木に衝突するやつ。

 これ、ラスト近くの“衝撃の展開”(この映画の宣伝文句です)シーンと、なにげにリンクするのですね(ちょっとネタばれ気味ですみません)。匂わせるんですね、うっすらと。ここらもウマイ!

 監督さんはデンマーク出身のロネ・シェルフィグという女流監督。私は観ていないのですが「17歳の肖像」(2009)という映画でちょっと話題になりました。

 全体的に、欧米としては珍しい純愛映画で、「いつか晴れた日に」とか「日の名残り」とか「眺めのいい部屋」なんかの系統ですね。相手役のデクスターのでたらめ振りがエマと対照的で、笑える場面もいっぱいあります。というわけで、夢見るオトメ・オノコに戻りたいあなた(笑)。お勧めです。長野県内で・・・上映館ないみたいですが、そのうちやるかも。

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ワイルドだぜぇ~ とは正反対の直売所

 先日、駒ヶ根の方に用事で行ったら、こんな直売所がありました。

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 そして、中はこんな感じ。

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 小さな直売所にしては、おしゃれによくまとめてあります。

 隣接した畑にはハーブが植えられ、全体的に統一したコンセプトのようなものが漂っていました。

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 いや~、自分たちの掘ったて小屋のワイルドすぎる直売所が恥ずかしい・・・普通ならこんな文脈へとつながるのでしょうが、そうではありません。

 実際どうなのかなと・・・そう感じました。

 この直売所を見たとき、なにかを勘違いしてる I ターンの人がやってるんだろうと思ったのですが、どうも地域の農家が共同で出資して株式会社を作ったようです。土地は誰かが提供してるんだろうけれど、建物はたぶん銀行あたりからの借り入れかなんかで建てたのでしょう。

 このパワーは凄いですし、たぶん売り上げとかは凄いのでしょう。

 お店番は若い女性で、パートさんのようで、受け答えはリゾート施設の職員を感じさせる、すっきりと都会的なスマートな感じでした。そう、プライベートでは、ヒーリング・ヨガかなんかやって、お香かなんかたいてるんでしょうね。

 何か聞くと、しきりに「うちの社長が・・・」と答えていたのが、カリスマ社長(農家)の存在を感じさせます。

 いいんですよ。こういう直売があっても。世の中いろいろあっていいんですから。それが多様性ちゅうもんですから。

 でも、なんか違うんだなぁ~。都会の人や、都会に憧れを持ってる人に媚を売って、お金を得るという、なんとも植民地っぽい感覚が、昨今地域づくりで大流行のマーケティングとくっつくとこうなるんだなぁと、そんな風に感じてしまったのでした。

 だって、このイメージ、都会の人が描いてる「カントリーライフ」とか「エコロジー」とか「スローライフ」とか「ロハス」とか、そんな風にしか取れないもの。ちょっと走ると、例のワイルドの極致、グリーンファームがあるから余計にそんな風に感じたのかもしれません。

 ジョゼ・ボヴェじゃないですが、マクドナルドを焼き討ち(解体)するような、やっぱ、そのくらいの気持ち、持ちたいですね。

 古いですが、「欧米かっ!!」とつっこんでおきます。

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最近びっくりしたこと がっかりしたこと

 ちょっと箸休めです。最近、生活の中で感じたことです。

①びっくり

 食材で、ちょっと特異なものを、通信販売でとっています。ここ1年くらいとっておらず、久しぶりに申し込んだところ、「FAXでの申し込みは終了しました」とのFAXが。

 電話して聞いてみると、注文受付から庫・発送までの間をオンラインで結んだため、こうなったとか。で、何で申し込みを受け付けるかというと、webから。

 前からwebで注文できるのは知っていたのですが、FAXに比べてえらく面倒で、一回使ってやっていませんでした。今は、よほどの理由がないと、FAXではダメとか。客の利便性より、会社の合理化なのですかね~。

②がっかり

 諏訪の東バルの跡地の横を歩いていたら、なにやら人だかりが。大きなトレーラーなどがあったので、たぶん何かの撮影かなと思って、そこらにいた若者に、『誰か着てるの?」と聞きました。そしたら、「エグザイルって知ってますか?それがきてます」

・・・・・絶句。たぶん外見から、このおっさんエグザイルなんて知らんだろう と思われてしまったのですね。結構ショックでした(T_T)。

③びっくり 2

 うちには未だカセットデッキが健在なので、CDを借りて、カセットテープに録音して聞いています。カーステレオにもCDとカセットが付いているので(車ふるいです)。

 で、こちらも久しぶりにカセットを買いに行きました。そしたらいいようなのがない。というか60分テープしか置いてない。それも1種類。で、お店の方いわく。日本では作っているところが1社になっちゃって・・・。もちろんイマドキ、みんなi-Podかなんかにダウンロードしてるのは知ってるし、i-Pod持ってるし。しかたなく100円ショップで2本で100円で中国だかのものを買いました。

 はい、三題噺でしたが、世の中便利になってるのか不便になってるのか、よくわかりません。とにかく新しいものが“便利”みたいなイメージがありますが、実際はそうでもない。パソコンだって同じ事。と、私いまだにXP使ってますから。ワードだって2000で充分。それよりいろんなフォントでもDLした方が、チラシ作り(今ではフライヤーとか言わないと)とかには便利です。

 それより豊かな世の中の割りに、多様に選べず、それがいいと思っている人も、使えず、何でも切り捨てていってしまう風潮には、違和感以外感じませんね。

 何でも、すぐ飛びつかないようにしたほうが、身のためのようで・・・。

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種オス 中津2号がやってきた

 ステップアップゼミがやっている「みさやま牧場」は、富士見の立沢の2頭のヒツジをもらってきたところから始まりました。その2頭と、岐阜県中津川のふれあい牧場からやってきた「なかつ」と名づけた種オスとで、今の20頭まで増やしてきました。

 その「なかつ」が種オスの役割を終えることになり、新しい種オスを、またふれあい牧場に打診していたところ、今年産まれたいいオスがいるということになりました。中津川でも、ちょうどいい繁殖メスは・・・と探していたので、こちらで今年産まれたメスと交換することにしました。

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 うちのメスは、今年一番に産まれた「クララ」。ちょっと臆病ですが、一番大きくなりました。軽トラに友人からもらった鳥を飼うゲージを載せ、そこに載せました。

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 これに載せたのですが、荷姿から非常に高速が走りにくいのが想像できますね。そのまんまでした(笑)。まあ、風に逆らってのったらのったら走っていったわけです。

 中津川では、原さんという飼育の責任者の方とお話しまして、父親がニュージーランド産の由緒正しきオスヒツジ(3ヶ月)をいただくことにしました。この群の手前から3番目くらいにいるヒツジです。

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 そのあと、原さんといろいろ情報交換をしまして、一日がかりになってしまいました。あ~あ 疲れたぁ~~。

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 おまけ映像は、見事なヒツジ扱いを見せてくれた、原さんです。いや~、さすがのヒツジさばきでしたよ。環境もいいし・・・。

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直売所完成 ワイルドだぜぇ~~

 掘っ立て小屋の風情満点ですが、ついに、直売所が完成しました。

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 こんなんでも、屋根のトタンや金具、よしず、砂利などで、3万円近くかかったんですね。有志で分担。看板は今製作中ですが、お店の名前は「たろうぐちのお店」とあいなりました。

 そう、この直売所は、私たちが活動している「みさやまコミュニティガーデン」のすぐ横にあり、御射山神戸のなかの「太郎口」という小字の場所なのです。この太郎口というのは、昔、ここらあたりが牧(馬を育成するところ)だった時に、○○太郎という方が、住んでいた館があったところで、その館のあった場所を「御所平」といっています。その御所平の入り口には門のようなものがあり、その辺りの小字は「かんぬき畑」といいます。「太郎口」はその館の入り口ということで、「太郎」の入り口「口」ということなのですね。

 まあ由緒ある場所ということで、お見知りおきください。

 で、内装はこんな感じです。

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 夏は涼しく、冬は寒いという感じですが、ここにコンテナをならべて、お店になるわけです。ワイルドだぜぇ~。

 ワイルドなのはお店だけではありません。なにより、「畑の横でアウトレット」が合言葉ですので、「ジャガイモありますか?」{そこにあるの掘ってって」とか、「ルバーブ欲しいなぁ?」「はいそこで収穫」みたいな直売所になります。

 もちろん、ブルーベリーの摘み取り園もすぐ横。とってもワイルドだぜぇ~~。

 まだまだ、海のものとも、山のものともわかりませんが、ぜひ開店にはおいでください。毎日やってる無人店ではなく、隔週くらいでお店をあける、そんな感じになりそうです。当面の予定はただいま検討中です。15日の日には、お知らせできると思います。

 ハイ、チラシも出来ております。こちらです。

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 いらっしゃいませ~~~!!

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映画 臍帯(さいたい)

 こんな映画が好きだ・・・という人のために作られた映画です(たぶん)。2010年の東京国際映画祭で上映され、その時の監督の目論見によると、世界の映画祭に出場して、評価を得て、凱旋上映が出来ればということのようです。まあ、1年半たって、一応凱旋(といっても今のところ国内で4館の上映)ということで、観てきました。世界に出たあと、無視されず上映できたので、まあ目論見は半分くらいはうまくいったのですね。

 DVDでも出ないでしょうし、見にいく方もそういないでしょうから、あらすじも行きます。ある事情で赤ん坊の時に捨てられてしまった主人公(於保佐代子)が、成人して、捨てた母親を見つけ出し、幸せに暮らしている新しい家庭を、壊していく過程を描いたものです。

 オープニングは粒子の粗いような画面で、雨の降る海岸線の長廻し。そして、主人公が幸せな家庭を、木の陰からじっと見詰めているショット。ほとんど、セリフがなく、暗い色調のシーンが続きます。ただ映像表現が素晴らしく、始まってすぐ、心はわしづかみにされるんですねぇ。あくまで「こういう映画が好きな人」はですよ。

 事件は、誘拐です。母親の新しい子ども(柳生みゆ)、主人公にとって血のつながった妹にあたるわけですが、その娘を言葉巧みに誘拐します。この場面がリアリティあふれていて、なかなかなんですね。主人公が母親をどうやって見つけたのかということ、軟禁する海辺の倉庫の不自然さなど、他のシーンがあまり説明的でないが故、この誘拐の場面のリアルさに迫力を感じてしまうんです。

 軟禁シーンは、5日間続くんですが、互いに言葉を交わすわけでもなく、復讐してやるという主人公の壮絶な雰囲気が、圧倒的な構図のよさ、暗さを基調とした画面の中で、じわじわ伝わってきます。於保佐代子(この人、サントリーのCMなんかに出てるらしいんですが)の、目だけで演技してる感覚が、女優って凄いなぁと思わせてくれます。

 そして、この軟禁されている倉庫の空間は、母親の子宮の暗喩なのだと思います。5日目かなんかに、外の雨が天井の方から垂れているロープのようなものに、伝って落ちるんですが、これを二人が取り合う(というより、“誘拐犯”が被害者に水を飲ませないようにする)のです。これはまさに“臍帯”の取り合いって事で・・・。

 ラストは、あっけない、しかし、ありがちな結末を迎えます。これを観て、母性本能って言うのは、決して本能なんかではなく、学習していくものなんだなと感じました。うちで飼ってるヒツジなんかも、乳を与えなくなって(乳離れさせて)、1ヶ月もたつと、自分の子どもをほとんど忘れてしまいます。人間だってそんな高等な生き物でありはしないのですから、20年も前に捨てた子どもは、子どもでないのです。

 この世のものではなくなった主人公は、イメージの中で、海に浮かんでいます。これは羊水。場面場面は暗くて、隠喩、暗喩の連続で、難解な映画のように思えますが、割とわかりやすい、胎内回帰の物語の様でもあります。こんな映画、まず興行的にはアウトです。でも、これを作れる力量のある監督さんがいるというのも、うれしいことです。

  昨年、富士見で撮影された「八日目の蝉」とモチーフが相似していますが、あれより数段凄いです。ブログで、「八日目の蝉」が甘っちょろく見えると書いていた人もいました。(あれも結構、最初、原作を読んだ時ははショッキングだったけれどね)

 まだ、東京の立川あたりで観ることが出来るようです。キャッチコピーは

 「・・・だから私は、あんたの一番大事なモノを壊してあげる。」 です。

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 予告編だけでもどうぞ・・・

 http://www.youtube.com/watch?v=HDnjh_B6lss

 

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