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2012年10月

個人と分人 「私とは何か」

 平野啓一郎という、まぁ当代売れっ子作家が書いた、平野啓一郎の小説の読み方みたいな本です。そう言うと読む気がしなくなってしまうかもしれないけれど、一応、哲学的なものの見方の一般論にも触れた本になっています。

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 平野氏の小説、それほど読んでいるわけではないけど、あちこちかじっているようなあまり一貫性がないように感じていました。でも、この本を読んで、ああそういうことが書きたいんだね。そのために小説を書いてるんだね、と合点がいきました。そんな本です。

 まあ、よく言われる、「人は色々な面を持っている」ということではなく、ある人と付き合う人格と、その人とは違う人と付き合う人格は違って、そのどれもが自分であるという、そういうことを言っています。まあ、人間は関係性の生き物であるということですね。

 それほど目新しい主張ではないですが、結局、自分の個性などという核があるのではなく、Aさんと会ってる自分、Bさんと会ってる自分、Cさんと会ってる自分、そういった人との関わりの総体が自分であるという、相対的な自分であると理解することで、世の中の生きづらさ、人との付き合いづらさのようなモノの軸をずらしていけば、楽しい人生が送れるよ、そんな感じです。

 まあ、一番興味深かったのは、ネット環境の進化で、例えば、自分の好きな人が、自分の嫌いな人と、ツイッターで仲良く会話してる、なんてのが、見たくないのに見えてしまう。お~そりゃそうだ。

 そんな幼稚な・・・なんて言いそうな人がいそうだけれど、本音を言えば、そうだと思うよ。今までなかった嫉妬やら何やら、そんなものに悩まされたり、仲間はずれになる恐怖から、やたらネットでの自分を作るのに時間を取られたり、ありそうじゃないですか。

 ミスチルの歌詞に「♪ 自分らしさの檻の中でもがいているのは ♪」なんてのがあったけど、そのとおりでしょう。

 イジメの問題も、この「分人」の考え方で、ある程度解消できそうな気もしました。まあ、大人の世界はイジメに満ち満ちているから、子供だけ解決させようとしても、無駄な努力なんだけど・・・。日本はますます右肩下がりに向かっているわけで、イジメもますます栄えていくことではある。どうすればみんな陰湿にイジメ合わずに過ごしていくことができるんだろうね。難しいね、きっと。

 そして、もう一つ重要な提案をしています。それは、コミュニティの融合の問題です。現在、一人の人間が、分人として様々なコミュニティに属していますよね。例えば、大きいものでは仕事場や会社、趣味の団体、スポーツの仲間などです。しかし、これらは互いに全く接点がない。関係ないものどうしは触れ合わないからです。建設会社社員とフラワーアレンジメントの愛好者がであっても、まず共通の話題はないでしょう。

 これは、主義主張のある団体にまで波及していて、国粋主義と、共産主義の信奉者には、接点がありません。そこが現代の問題だとしています。この「蛸壺」状態が蔓延していて、現代はなすすべがなくなっているといいます。もちろん、共産主義の中にも派閥のようなものが有り、いがみ合っています。まちづくり団体も同様です。

 これらを、それより大きな団体や、大きな課題に取り組むネットワークで、統一していこうという動きが出てきていると筆者は言います。そして、そういう方向ではないのだ、と言い切っています。そのへんを、分人という考え方が、何らかの方向性を出していけるのではないかと・・・。そういうことが言いたかったんですね。

 これは具体的に、私たちがやっている、まちミューガイドブックと合致しているような気がします。何か大きな旗印の下に集まるのではなく、全く接点を持たないような活動どうしが、あるもので協力し合う・・・この関係が大切なのではないかと思います。それぞれ思いは違うしね。

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安土図書館 滋賀県はレベル高いです。

 はい、今回、せっかく滋賀県まで行ったので、まだみていない図書館をいくつかと・・・思っていました。ただ、まだみていないところは、みなアクセスが悪いわけで、今回安土図書館一館だけになりました。

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 といっても、駅(安土駅)から30分近く歩くんですから、それなりに大変です。で、あまり有名でもないのですが、そこは、県民ひとりあたりの図書貸出し冊数が何回も日本一になったことのある滋賀県ですから・・・そのレベルは高かったですね。

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 所蔵は10万冊はありそうです。地元出身の大学教授の方の寄贈本のコーナーが充実していました。キリシタンの研究をしていたとかで、信長ゆかりの地である安土にふさわしい内容です。

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 安土城関連の絵図などもあります。郷土資料は畳のコーナーでゆっくり見ることができます。

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 子供の本と、ヤングアダルトのコーナーも充実していました。いろいろ通信も出されていて、なんていうかなぁ、滋賀県の図書館は、イベントとかよりも、基礎的な部分に力を入れている気がしましたね。まあ、バランスということでしょうね。

 安土町は今は合併して、近江八幡市の一部になっていますが、町内には様々な史跡や、博物館があり、時間があれば・・・と悔しかったですね。近江八幡の図書館も駅から遠すぎで(歩いて4~50分と言われてめげました)、行けなかったし、また行こうっと。

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日本緬羊研究会で滋賀県に・・・ その2

 この日、2つ目の見学先は、米原市にある「ローザンベリー多和田」という施設です。大雑把に言えば、観光農園でしょうか。

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 こんな感じでとても広大な敷地にあります。

 もともとは、土木建築会社が土や骨材をとった場所で、山を崩したそのあとに作られた施設です。昨年オープンとか。その会社のオーナーの奥さんが、ローズガーデンを作りたくて、何年もかけここまで来たとのことでした。開園1年ということで、多少荒っぽく、農園の真ん中にダンプ道があり、まだ採土していたりしました。

 で、ヒツジなのですが、ローズガーデンの一角から、ブルーベリー園、野菜農園を経た、山の中腹くらいのところに、斜面を活かして飼われています。とりあえず10~20頭くらいかな。

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 それでもって、さすが観光農園だけにヒツジのショーがあるのですね。これはクイズの風景。まん前に陣取っているのは、日本緬羊研究会の面々。もちろんクイズは全問正解でしたよ。

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 芸の方はご愛嬌といった感じで、ハードルを飛んだり、くるっとお周りをしたりで、まあ、ヒツジはそんなにおりこうではないですからね。こんなもんですね。ただ、ハードル超えなんか教えてしまうと、脱柵するじゃんなどと、現実的な意見が出ておりました。

 ローズガーデンは今の季節は、山野草が主でしたね。

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 この農園、若い人が結構働いていて、イベントなんぞも組んでいます。そうですね、センスは星野リゾートののりですね。外国人(アジア系)の方もおられました。関西のおばちゃんには受けそうですね。こういいうの。長浜なんかも近いし。

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 ただ、地元(多和田という集落にあります)の視点で語らせていただくと、たぶん土建屋さんが共有林である山の採石の権利を買い、採石、採土を行った。そして跡地に技術を生かした農園やガーデンを造り、営業を始めた。そして、雇用が生まれ(70名ほどだそうです)、地元からも何人かの人が勤めている。実際、炭焼きや伐採、薪割りなどをしているおじさんは地元の方でした。

 株式会社による農業参入のひとつの形なのでしょうが、ほんとにこれでいいの?これしかないの? 地元の人は幸せなの? なんて感じたのも正直なところです。

 もちろん、敷地の外は耕作放棄地が広がって・・・・。

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しぶとくやってるふうな映画館 塩尻の東座

 先日映画を見に行ったのは、塩尻市にある東座(あずまざ)という映画館。前々から、セレクトセンスがいいと聞いていましたが、行ったのは初めて。塩尻駅からちょっと距離があるのと、前を車で通った時に駐車場があるようには見えなかったので、躊躇していたのでした。

 で、今回、初めて行ったわけですが、塩尻駅から道がほぼ真っ直ぐなので、意外に近い。15分も歩けばついてしまいます。

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 こんな感じで、閑散としているのですが、中に入ってびっくり(@▽@;)。土曜日の10時からの回だったのですが、結構入ってました。これは地道に活動してきて、塩尻市民のあいだにその存在が根付き、映画を映画館で観ると言う習慣ができたんだと、感慨深いものがありました。これってすごいです。

 で、何より面白いのは、2つ上映する場所が有り、1号館は名画やマニアックな映画を上映し、2号館の方で、ポルノ映画をやってることです。といっても、日活でさえ多分あんまり撮ってない。だから大蔵映画(いや~懐かしい、ほんとに)なんかもやっている。もう昭和そのものですよね~。

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 イラン映画の「別離」の横に、あ~んなポスターが貼ってあって・・・。盗まれないのかな・・・なんて(これ、ほんとに貴重だよね。欲しかったりしますm(_ _)m)。

 支配人は女性の方なのですが、上映開始にあたって、非常に控えめな解説をしてくれました。何とも好感の持てる映画館です。このあとのラインナップもいいので、通ってしまいそうです。

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日本緬羊研究会で滋賀県に・・・ その1

 毎年日本各地で開かれている、日本緬羊研究会の研修会。今年は滋賀県の近江八幡市で開かれました。ちょっと遠かったのですが、ついでがありましたので参加したというところ。

 一日目は、近江八幡で、耕作放棄地へのヒツジ・ヤギの放牧と草地管理という講習会。ただ単に、雑草を片付けるためという目的だけで放牧すると、だんだんヒツジが痩せていってしまうと言う至極当たり前な話です。しかし、意外に耕作放棄地対策をしている人には、わからない話。栄養不足がボディブローのようにきいてしまうんですね。ただ飼っていくだけならばいいのですが、繁殖を考えたりすると痛い目にあいます。

 耕作放棄地がきれいになるという視点だけでなく、積極的な牧草地作りということが必要になります。こういった非常に身近な問題・課題が的確に示されて、大変参考になりました。

 2日目は見学会です。まずは、滋賀県畜産技術振興センターのふれあい牧場を見学しました。比叡おろしだとか比良おろしとかそんな風が吹く、非常に広大な敷地にの一角に、ヒツジを中心に、ミニブタ、ヤギ、馬、ポニーなどが触れ合えるような形で放牧されています。

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 滋賀県がやっているので、あまり商売っけはありませんが、地元の小学校からバスで見学に来るそうです。

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 こちら、筋金入りのヒツジお宅のご一行様です。大学の先生や、家畜試験場の技師の方たちが多く、いつもとても役立つ情報を頂いています。で、この滋賀県の施設は建物がなかなかいいんですね。そんなに古くはないのですが・・・。

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 雰囲気出てますよね。

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秋の甲州街道ウォーキング

 町主催の甲州街道ウォーキング。そこそこ人も集まって、秋晴れの中、無事終了しました。御射山神戸の一里塚から、蔦木の道の駅までという結構な長丁場です。

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 御射山神戸から原の茶屋のあいだに、地元住民が植えているサルビアが綺麗でした。

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 私たちは、御射里の会で富士見公園の“にわか”茶屋をやらせていただきました。

 提供したものは、ルバーブのジャムと、ブルーベリーのジャム、クリームチーズ。そして、それをつけて食べるパンとクラッカーなどです。すずらんの里駅に9時半集合、10時に一里塚を出発して、11時ちょっと過ぎに富士見公園。皆さん結構小腹がすく頃です。お茶も用意してあったので、結構な人気に・・・。ルバーブとブルーベリーの混合ジャムに人気が集まったようです。

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 今回のウォーキングは、先導役はつきましたが、説明役はおらず、自由に歩くスタイルで、それぞれのペースであるかれていました。それでも参加者の方々、おいしい食べ物が随所で振舞われたりしたので、とても楽しそうでした。

 協力する方も、しがいがあります。だいぶ定着してきましたね。町の観光担当の皆さんご苦労様でした。

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タルコフスキーの「ストーカー」

 今年タルコフスキーの生誕80年に当たるとかで、横浜、名古屋、その他広島など何箇所かでまとまった上映がされています。私がタルコフスキーの映画を初めて観たのは、土曜日深夜にマニアックな映画ばかりやっている映画番組があり、そこで特集をやった時です。今から30年も前になります。一連の上映の中でも「ノスタルジア」に衝撃を受けたことを覚えています。で、ときど~き、上映特集などがあるとなんとか都合をつけては、足を運んでいました。

 今回も、できれば2~3作品、見たかったのですが、用事のついでの鑑賞ゆえ、まだ劇場でみていない「ストーカー」のみとなりました。

 タルコフスキーファンは結構たくさんいるので、ネット上のあちこちで、暗喩やら、意味するところみたいなものは、解説されていて、それを読むだけで、至福の時間をすごせたりのもするんですが、今回、はじめて実際に観ることができ、水であるとか、火であるとか、雨であるとか、その映像美をとことん感じてまいりました。名古屋の小さな映画館でしたが、もちろん満員。立ち見も出ていました。

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 物語は、「ゾーン」と呼ばれるある区域に、何かが起こっていて、軍隊が入っていって全滅。それ以来、誰も入らなくなったというその「ゾーン」を、案内する「ストーカー」という役割の人間が主人公です。その「ストーカー」が今回案内するのは、物理学の教授と、流行作家です。

 3人は、まぁ最初こそ、監視所を突破して、スリリングに「ゾーン」に入るのですが、あとは、「ゾーン」となんなのかという探求と、目に見えない恐怖とが背中合わせの会話劇のような形で進みます。

 途中、壊れて動けなくなった戦車とか、廃墟のような場所、地面の下で火が燃えていうるような不思議な場所なども通りますが、基本的に「ゾーン」では、何も起こらない・・・。ただ、それぞれの心の中には、何かが起こっているのですね

 「ゾーン」の中の最終目的地は、希望が叶う「部屋」なのですが、そこでは、以前、自分のために犠牲になった弟を蘇らせるために、その部屋に入った者が、現実に戻った時に手に入れたものが大量の札束だったこと、そしてそのことに絶望し、自殺したことなどがほのめかされます。

 人間が心のそこで望んでいるものは、欲しているものは、そんなものなのだという絶望。そして、絶望が深ければ深いほど、「ゾーン」の中で目的地へたどり着くのが容易になるということも確かな様で、3人はその部屋までたどり着くのでした。

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 たぶん3人(というより作家と物理学者の2人)の願いは、そんな人間たちに絶望することだったのではないのかなと、ふと感じました。SFという形をとっているのですが、個々人が持っている信仰であるとか、心の奥深くにうずまく欲望であるとか、そういったものを、えぐり出すような、そんな映画です。

 もちろん、そのことは人間の欲望が実体化されてしまう、意識を持った天体「惑星ソラリス」の世界観でもあるし、信仰と芸術と名声ゆえの妬みの中を生きたイコン画家の生涯を描いた「アンドレイ・ルブリョフ」で示されていることでもあります。

 なにはともあれ、投げかけられたものを、深く抱えて、生きていかなければならないんでしょうね。この映画を消化するには、まだまだ未熟者のようです。

 そして、映画はやはり、スクリーンで観なければいけないこと、このことを再認識したのでした。

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「宮本常一と歩いた昭和の日本 関東甲信越編」 あるく・みる・きく

本観光文化研究所が、昭和40~60年代に月刊で出していた業界(ホテル・旅館)向けの雑誌「あるく みる きく」の復刻版だ。といっても、大幅に編成しなおし、地方別に編集したものだ。図書館には関東・甲信越の1と2が入っている。

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 この雑誌は一般に販売されていたものではなく、近畿日本ツーリストと提携していた旅館に機関紙のように届けられていたもので、大変貴重なものだ。今、改めてこの全集を目にしてみて、この全集を出す意義は大きいと感じている。特に⑪関東甲信越編2に収録されている「山に暮らす日々 潟県岩船郡朝日村三面 」は、民族文化映像研究所の大作「越後奥三面 山に生かされた日々」を撮影記録した際の、文書での報告書である。とてもていねいに文章化されており、あの素晴らしい映像とともに、この地域の民俗や暮らし方を、広く知らしめるための的確なレポートになっている。もちろん、映画の方でも助監督をつとめていた田口洋美氏による報告だ。関東甲信越編の場合、奥利根、佐渡、筑波山、伊那路、鎌倉、松本、青ヶ島、秩父などで章立てされており、そのひとつひとつが本当にその地域に根ざしたり、深く関わったりした者が記録している。いずれも、宮本常一にしこまれたであろう新進気鋭の若者たちである。もちろん今では、各分野の重鎮になっている方も多い。姫田忠義、須藤功、五百沢智也、神崎宣武、宮田登など錚々たるメンバーである。

 添えられている写真もすこぶるいい。関東甲信越編の中では、伊那谷の章にあるもので、手紙を出すために道端で、その日町に出る人を待っている老人を写したもの、伊豆諸島の青ヶ島の章で、荷物を積んで港から登ってきた少年と牛を写したもの、この2枚は素晴らしい。こんな写真を撮れるほど、村に深く潜入していたのだと思うと、その心意気が伝わってくる。できればどこかの図書館で全巻を揃えて入れてほしいものだ。

 こんな感じの写文集は、子どもの頃によく見たものだ。たぶん「あるく みる きく」の成功に、2匹目のドジョウをねらったものだったんだろうけれど、あの頃(昭和40~50年代)の旅行の嗜好と、現在の旅行の嗜好が少し似通っているのでは・・・と思う。小さな路地や、訪れた先での人々の生活ぶり、そういったものに旅の興味はかつてあったのだと思う。その後、海外旅行や、国内でも派手な見所のある観光地が人気になり、その変遷を経た今、先祖がえりのように、体験型の観光や、地元の何がない暮らしや人々との触れ合いへと、興味が戻ってきたのだろう。そんなタイムリーな時期にこの全集は出てきた。

 

 宮本常一、本人が書いている文章もいくつか収録されているが、やはり格が違うと言うか、洞察が深いというか、読ませる内容になっている。他のある本の中で、宮本常一はこう言っている。

本物をみるということは『あるく』以外に実は方法のないものなのです。自分自身が体験を持たない限り、その本物はわかりようがないのです。そして『みる』ことの中に発見があるのです。物をみるということは、外側からみるだけでなく、まず内からみることが大事なことになってきます。わかったと思い込むのではなくて、わからないことを確かめて、明らかにしていく、それが大切なことです。旅とはそういう場だと思います」

 そんな旅をしてみたくなる本だと思う。 

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岡谷ツアー

 ついに、岡谷 「近代化産業遺産をめぐる小さな旅」 ツアー実施の運びとなりました。このツアーはまちミュー諏訪と山梨の「つなぐ」NPOの共催で、ガイドブックの作成とセットで、計画されたものです。

 なんと参加者は30数名。大型バスチャーターで午前中高島城と丸高味噌を見学してから、岡谷の宮坂製糸を見学します。

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 バスは止めるところがないので、橋の上で待機。本来はお休みなのですが、特別に開けてもらい、社長さん自ら説明してくれました。

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 このインタビュアーがうまいんですよね。「つなぐ」NPOでは、コンシェルジェと呼んでいますが・・・。コンシェルジェは長野県ではちょっと微妙なニュアンスがあって、使いづらいんですが。

 続いて林家、金上倉庫などを見学し、お土産などを買って、皆満足した様子。私たちまちミュー諏訪スタッフも、「つなぐ」NPOのノウハウや進行の段取りに感心しきり。いずれは、私たちが主体になって同じようなシステムでやっていくことになります。そのためにも、経験と勉強ですね。

 実際に見て感じたことは、これは面白い!!ということです。そして、これをシステマティックに構築した、「つなぐ」NPOの山本さんはすごいねぇ~。ほんとに。

 さあて、いよいよ本番です。頑張らねば。

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甲州街道を取材しました。

 富士見町を東から西に貫いている甲州街道を、地元の方に自慢してもらいました。

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 まずは、蔦木宿。本陣大阪屋のそばに住んでいる方にお聞きしました。一押しは十五社。この神社は、もともと農協の場所にあったとのことで、村の方にとってはとっても大切な建物だとか。子供の頃にはよく遊んだそうです。

 今日の取材は、地元の人に自慢の場所を教えてもらうというものです。次に瀬沢に行きましたが、ここでは、坂本さんという方にいろいろお聞きしました。おすすめは常夜灯。これだけ大きなものは、諏訪地方でもないだろうと言っていました。

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 さて、この瀬沢で、面白いことを聞き込みました。今、白樺園の南側を通っている甲州街道は、明治になってから作られたものだそうです。それ以前は、追貝川を渡る橋のすぐ南を側に沿ってとちの木まで、続いていたそうです。実際現地に行ってみましたら、それらしい道が見つかりました。

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 いい感じの入口ですね。このモミ(ツガかも)の木が目印だったんでしょうね。途中薮々になっていましたが、とちの木側は軽トラが通れる道になっていました。

 今度、足拵えをしっかりして、歩いてみるつもりでいます。

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東京農工大 ワークショップ第2弾

 先日、第1回の様子をレポートしましたが、10月17日午後に第2弾を実施することになりました。

 今回は、御射山神戸の気になるところを5枚写真に撮って持っていくという、宿題も出ています。どんな話になりますか・・・?

 前回の話のまとめを、農工大の学生さんが、マップで表してくれました。こういうの、まとめるのに意外に役立ちます。参考までに掲載します。

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 稲刈りも終わったので、それなりに集まってくれることと思います。この地図を下に、マイナスの意見をどうしていくか?プラスの意見をどう発展させるか?

 そんなことを、集落のみんなと話し合えれば最高ですね。

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まちミューガイドブック 入笠山の取材

 まちミューガイドブック入笠山編、いよいよ本番の取材です。非常にいい天気になって、とても快適でした。知らなかったのですが、町道入笠線への自家用車での立ち入りが、非常に規制されています。なので、私だけ車で山頂へいき、取材陣はゴンドラ(これも取材対象です)でと分かれての入山です。

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 最初は法華道の取材。高座岩まで歩きました。

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 高座岩はいつきても素晴らしい。散々歩いて、山彦荘についたのが、13時すぎ。腹ペコペコで、山菜そばを食しました。入笠でとれたキノコづくしで、うまかったぁ~。これも取材対象です。

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 山彦荘ではオリジナルのお土産もあり、取材は進みます。

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 で、山彦荘の伊藤さん、法華道の北原さん、途中入笠牧場の管理人さんも飛び入り参加し、なんだかえらく盛り上がってしまいました。どんなガイドブックになるのでしょうか?こうご期待。

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とも

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重てぇ~ イランの映画「別離」

 何とも重たい映画でした。出だしで提示されたテーマは、夫婦の離婚問題。イランの中流階級(らしい)の夫婦が、離婚調停らしきものを裁判所で争っている場面からスタート。次第に、その理由や、夫婦・家族の関係が説明されていきます。まあ、妻は「子供をイランで教育することには未来を感じられず、外国に出るべきと考えている」、夫は「教育については同じような考えもあるが、父親の介護があるため外国には行けない」という理由で、夫が海外へ移住できないので、離婚して妻と娘だけが海外に行きたい、そんな状況です。

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 この奥さん、なかなか美形ですね。失礼!!

 そんでもって、とりあえず、妻だけが、実家に帰ってしまう。で、介護(イランでは家庭で介護するのが一般的との説明が上映前にありました)のために、家政婦を雇います。この家政婦、いかにも貧しい階級といったいい味を出しています。

 で、見ていくうちに、多分子供の教育云々というのは建前であり、どうも妻自身も自分勝手な感じであることが明らかになっていきます。また、英語の教師(だったと思う)をしている妻に対する夫(銀行員)の態度も、フェアなようでいて、結構男尊女卑っぽい、みたいな内実がドロドロと噴出してきます。そこに家政婦の貧しさゆえのいろいろな言動が重なって、状況はこんがらがってきます。

 また、家政婦は、信仰に篤く、男性の介護(下の世話)をすることが、宗教的(イスラム教)に罪になるのではないかなどということでも悩みます。また、父親も目を離すと家を出て徘徊してしまいます。この徘徊は後で伏線になっていきます。

 そんな折に、父親をひとり置き去りにして、家政婦が外出し、そのあいだに、父親がベッドから落ちて気を失っているという事故が起きます。その際に、夫が家政婦をなじり、乱暴に扱ったことから、「事件」は動き出します。

 そして、最初は「離婚の愛憎映画」かぁ~、「介護映画」かぁ~、と思わせていたストリーが、にわかにサスペンスの色を濃くしていくのでした。「家政婦を乱暴に扱った夫は、家政婦が妊娠していたことを知っていたのか?」「なぜ、家政婦は外出したのか?」「父親が徘徊したときに家政婦に何が起こったのか?」 これらのことが、謎として立ち現れ、次第に解き明かされていくにつれ、嘘をついているのは、誰なのかということも明らかになっていきます。この辺は心理サスペンスとして、一級のものです。

 また、夫が娘に、裁判(「事件」は裁判にまで発展します)でどのように発言するかを、非常にずるいやり方で、示唆したりします。この娘は、結局両親のあいだで揺れ動き、良心のあり方で揺れ動きます。そう、とても重要なキーマンの役を、素晴らしい演技でこなしているんですね。これ見所の一つです。

  「事件」がひととおり収束したあとで、最後に、15歳の娘に、父と母のどちらと暮らすのかを裁判官が問う場面が出てきます。これ、私、実際に家庭裁判所でやったことあるんで、このことでどれほど子供が傷つくかということを、よ~く知っています。

 というか、たぶん忘れ去りたいので、忘却の彼方に放り投げてたことを、しっかり思い出させていただきました。 重てぇ~ なんも言えねぇ~ という気分でした。

 そして、それだけではなく、男尊女卑の雰囲気が充満しているイラン社会、グローバリズムによる格差(家政婦とその夫の生活が象徴的です)、教育程度によって権利の主張もままならない状況、「外国」に対するあ・こ・が・れ、自己主張することでドンドン貧しくなっていく心、信仰があることがいいのか、ない方がいいのか、そんなものもあぶりだしていきます。

 なんの救いもない、そんな映画でしたが、一瞬たりとも目をそらせない、素晴らしい映画でした。

 アカデミー外国語映画賞というものも、素晴らしい賞ですね。2009年のアルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」も良かったですし・・・。

 

 

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直売所 たろうぐちのお店 収穫祭

 7月から始めた直売所。まあボチボチといった感じですが、お客さんと、出品者に感謝して、収穫祭を実施することになりました。

 お餅つきなどをして、楽しく過ごそうと思っています。出品者のための収穫祭になりそうですが、ご参加お待ちしています。

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小説ですが・・・ 「半分のぼった黄色い太陽」

アフリカというと、どうしても虐殺が多いという印象を受けてしまう。ヨーロッパでもアメリカでも、日本でも起きたことがあるのだけれど、なぜだろうと考えてしまった。ざっと思いつくだけでも、ルワンダ、コンゴ、ソマリア、アンゴラ、スーダン、ナミビア、最近ではコート・ジボアールなど、枚挙に暇がないという感じだ。

日本ではあまり報道されないので、たぶん他にもたくさんあるのではと思う。アフリカでなぜこんなにこの種の事件が多いのか? いろいろな説があるが、欧米列強による植民地時代の民族や風土性を全く無視した国境線のせいであるとか、独裁国家や旧宗主国などの傀儡政権が多く、権力が一極集中しているからとか、そんなことが言われている。記憶に新しいルワンダのフツ族とツチ族のケースでは、ラジオでの虐殺のあおりが原因だったとも言われているので、教育制度や教育レベルのようなものも関係しているのかも知れない。

さて、今回取り上げるのは、一昨年翻訳されて話題になった、ナイジェリアの作家アディーチェの「半分のぼった黄色い太陽」という本。ビアフラという地名はどこかで聞いたことがあったけれど、思い出せなかった。インターネットで調べてみた。おなかがポコンと出た子どもの写真に見覚えがあった。飢餓に苦しんだナイジェリアの内戦、ビアフラ戦争が起きた土地だ。その戦争を背景に、双子の姉妹オランナとカイネネ、資産家の家庭に育ったこの2人をとりまく人生の数奇なめぐりを描いた作品だ。

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前半は上流階級とでも言うべき社交界での恋のさやあてや現地の人間と欧米からの人間との交流などで話が進む。そこにオランナの恋人のオデンボとハウスボーイのウグウが絡んでくる。特に、使用人であるウグウの聡明でありながら、若さゆえの性の渇き、そんなものが強調されて描かれる。一転、後半の戦争の場面では結構冷酷な描写が多くなる。しかし、そんな時でも、人間の生きるエネエルギーの根源として立ち現れてくるのは、性にまつわる事柄だったりする。男女の微妙な心の揺らぎや葛藤は、まるで現代のラブストーリーのようにあざやかだ。60年代という設定なのに、作者はわざと現代風な男女関係を入れ込んだのかなと疑うほどだ。この設定が戦争の恐怖をより一層際立たせていたりもする。

ストーリーの柱もいくつかあって、その中でも使用人ウクウの成長物語ははずせない。さらに、登場人物は結構、性に関してフリーなのだ。特に男がだらしない。その辺も注意して読むと面白い。2段組で500ページという大作だけど、あっという間に読めてしまう。この作家、裏表紙に写真が出てますが、ナイジェリアの民族衣装がよく似合う、チャーミングな女性。今後の作品も見逃せないだろう。

ちょっと前に、アフリカのスーダンの南半分が独立し、南スーダンという国が誕生した。国連でも承認され、一つの国が歩み始めた。しかし、スーダンとの間に、紛争の種は尽きないようだ。南スーダンには豊富な石油資源があるが、それを精製する製油所はスーダンの側にある。インフラも整備されておらず、世界でも貧しい国の一つであるスーダンの中でも貧しい地域に位置する。そのあたりが、ビアフラ共和国と一致する。ビアフラの場合は、バックに大国がついた石油争奪代理戦争のようなものでもあった。スーダンも、中国やアメリカはもちろん、日本もパイプライン建設などで関わろうとしている。

アフリカの虐殺や内戦は植民地争奪戦の傷跡が残る上に、こういった複雑な利権構造や民族問題が影響して、過激な展開になってしまうのだろう。そして、現在は、グローバリズムという怪物の負の面によって、さらに複雑な搾取構造が作られ、素人目には、なにも見えない状況に陥ってしまっているのではないだろうか。私たちはアフリカに対して何ができるのか。ウクウが今後どう生きていくのか・・・答えはそのへんにありそうである。

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稲刈りが始まった

 ほかの田んぼよりずいぶん遅れて、稲刈りが始まりました。御射山神戸でもこの区域は耕作放棄地もほとんどなく、稲穂が風に揺れています。まわりはもうすでに刈ってしまったあと、残っているのは、遅く植えた人と、私のところくらいです。

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 もちろん、機械などないので、鎌で刈って、稲ごと家に運んで軒下に干して・・・といった感じです。でもこれで、飯米(自分で食べる分)を作るのは充分です。8畝(約240坪)程作っていますが、3俵位採れるので、余るくらいですね。で、全く肥料も与えず、農薬も使わず、といった作り方ですが、尺角植えと言って、苗と苗のあいだを30cm離した方法なので、肥料がなくても、充分あたるお日様の光で何とかなってしまうんですね。また風通しがいいから、病気にもかかりにくい。

 で、こんな感じで、雑草に覆われています。

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 これは、マツバイという草なのですが、グランドカバーのように生えています。一応強害草と言われていますが、初期にはびこらなければ、それほど稲に影響があるとは思えません。なので、こんなふうになってもいいのでは???と様子を見ているところです。

 こんな風ですから、田んぼは生き物の天国のようで、特に、蜘蛛の種類が多いです。また、稲刈りをしていると、タガメやカマキリ、バッタやイナゴなどが逃げていきます。周りが農薬を使っているので、私の田んぼに集まってくるのかもしれません。まあ、バランスさえ取れていれば、虫だらけでも何とかなると思います。

 ちなみに、隣の田んぼは・・・

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 こんな感じです。まぁーお米はよくできていますが。

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セブン・デイズ・イン・ハバナ

 楽しい映画でした。また、音楽も一部ヘビーなクラブ系を除いては、キューバではやっている(なのでしょうねきっと)ノリノリの曲や情熱的なジャズなど、聴き応えも十分。たまにはこういう洒落た映画もいいかなと・・・。

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 お話は、一週間を一日ずつ切り取った感じのオムニバス映画で、まあ、キューバという国の多様性(といってもセブン・デイズ・イン・トウキョーでもじゅうぶんいけます)を、ちょっとずつ描いていきます。いくつかのエピソードは独立していますが、いくつかは、伏線として後でつながっていたりしていて、なかなか心にくいです。この7日間のエピソードで、キューバを旅した気分に・・・というのが売りなんですが、私はこれでじゅうぶんで、実際に行きたくはなりませんでした。

 夢を追っている若者(キューバの場合、野球か音楽)が筏でフロリダを目指すシーンや(本当に今でもあるのかな?)、アメリカからの旅行者の若者がなんだか怪しい女性に引っ掛かったり、キリスト教の信者が共同生活をしているようなアパートが出てきたり、傍から見た、社会主義キューバは結構ブッ壊れてきてるんだなと、そんな感じも抱きました。テレビで演説するカストロも映し出されるのですが、その言葉もなんだか虚しく、チョット悲しい滑稽な場面になっています。

 一番印象に残ったシーンは、いつもはタクシードライバーの男が、ジャズトランペッターとして、場末の酒場で演奏する場面。めちゃめちゃかっこよかった。そして、演奏もなかなか巧い。このシーン、とても良かったです。

 また、セルビアの鬼才らしいのですが、映画監督(実在なのだが、私は知らない)がキューバ映画祭に参加しての、はちゃめちゃな日常。このあたりが面白かったですね。

 それと、テレビ出演している有名なドクター(女性)が内職で、ケーキを作って売っているなんていうさりげない場面が、そして、卵が非常に不足して貴重なものだったりするあたりが、いわゆる社会主義の国の現実を知らせてくれてます。まあ、アメリカ経済の中に組み込まれるのは、時間の問題のように見えますが・・・。

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世界屠畜紀行

 ちょっと毛色の変わった本をご紹介します。内澤旬子さんの「世界屠畜紀行」です。この本は、何でも見てやろう的に、世界中(といってもいける範囲)の屠畜事情を丹念にレポートしている本です。著者はイラストを仕事としているので、写真ではなくすべてイラストです。なので、けっこう残酷な場面もあるのに、やわらかくなっていて、好奇心がくすぐられる読み方ができる本です。

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 その中で興味深かったのは、自分で食べるものを自分でさばく屠畜の文化がある場所では、それほど差別意識が濃くないのに比べ、職業として屠畜が成り立っているような(まあ殆どの国がそうなんだけど)場所では、ちゃんと差別構造も成り立っている、そんな感じを受けたのでした。

 そうなんです。富士見というのも、昔から、シカやイノシシを猟して食べていました。また、密かに(というより集落の中ではおおっぴらなんですが)牛や馬もさばいて食べていたようです。なので、そういったものたいする差別感が非常に薄いんですね。詳しくは学者にでも研究してもらいたいですが、そういうことに興味があった私なりに、非常に珍しい地域だと思います。

 この著者、この本の前に東南アジアのトイレ事情をレポートしてますから、その好奇心、半端ではないです。中でも面白かった・・・というより、技を身につけたいかもと思ったのが、モンゴルのヒツジをさばく場面です。首にちょっとナイフで切れ目を入れて、そこから手を突っ込んで、動脈をキュッとねじる。それで、ヒツジはあの世へ行き、そのあとは、一滴の血も地面に落とさずに利用しつくす、これはすばらしいと思いました。

 続編のような形で、「飼い喰い」という本も出ていて、これもさりげない視点から、“自分が飼った動物を喰う”ということを書いてあり、面白いです。両方合わせてお勧めです。

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松本の博物館めぐり 番外

 博物館めぐりは松本の町めぐりということでもあります。まとまってあるわけではないので、当然そういうことになりました。街歩きで面白かったものをいくつか。

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 まずは、結構有名かもしれませんが、松本城近くの古本屋さんです。帰りに寄ろうと思っていたのですが、松本城でお月見コンサートが有り、それを見てたら遅くなり、店はしまっていました。残念。

 そして、これは浅間温泉近くのカフェレストランです。

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 どんな味か、食べてみたいかな。

 それと、とてもびっくりしたのが、湧水の多さです、○○井戸と表示されていましたが、湧水だと思います。城下町の風情のあちこちに設置してあって、飲用できそう。保健所の検査結果が貼ってあって、飲むのは自己責任ということのようです。でも大腸菌が検出されていないので、多分大丈夫でしょう。

 松本は普段用事でよく来ますが、地元の人(私もね)はあまり観光的に回りませんから、地元学的に回ってもいいかもしれません。そうそう、こういうのがまちミュー的な精神かもしれませんね。

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松本の博物館めぐり ②

 昨日の続きです。建物野外博物館は松本電鉄に乗って、「小さな旅」という感じでしたが、次は、街中です。時計博物館は小奇麗な現代風な建物で、諏訪の収集家が集めた作品を並べていました。江戸時代のものでしょうか。辰巳の刻、とか丑三つなどの言葉がそのまま時計になったような和時計が興味をそそりました。

 面白かったのは、はかり博物館です。ここはほんとにいろんな計りが並んでいました。とにかくなんでも計る(測る、量る)ものが並んでいました。体重計やら分銅ばかり、中には小さなものをまとめて載せて、何個あるのかというような特殊なものもありました。個数はかりとでも言えばいいんでしょうか?

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 はかり博物館は中町通りにあります。中町通りはほんとに蔵造り風が増えて、観光客がたくさんいましたね。昔のひなびた雰囲気も良かったですが・・・。これはこれで活性化なんでしょうね。

 続いて、開智学校。ここまで来てほぼ時間切れだったので、内部ゆっくり観覧しました。

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 この学校を作る歴史というのがなかなかすごかったです。また、この建物が残っていることも、やっぱりすごいですね。歴史ある病棟を壊してしまう、どこぞとは違う。財政力の差でもあるのでしょうが、知的レベルの差でもありますね。

 それと、この学校の歴史から感じたことは、国づくり、まちづくりも教育あってこそということを、非常に意識していたのだと思います。教育はとりあえず行き届いている現在では、何が課題となるのでしょうね。教育の質という問題もありますね。自分で何かを考えるとか、応用力・適応力はあまり育っていないような気もします。

 ただ、これだけの博物館(他にもあるのですが)を維持していくのは、やっぱ財政的に負担でもあります。それなりに職員さんがいましたしね。はやりのボランティアもいるのでしょうが、ある程度民間の力が必要なんではと思いました。

 というわけで、さらっと見た市立博物館も入れ、いただいた6枚の無料券を完全に消化したのでした。あ~あ、忙しかった。

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松本の博物館めぐり ①

 関東甲信越静公民館大会で、松本市内の博物館が無料になる券を頂いたので、何軒かめぐってみました。

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 ここが、歴史の里建物博物館です。地方裁判所の建物や、少年刑務所の独房なんかあって、面白い。なんとあの木下尚江のせいかなんかも移築されています。野麦峠にあった女工宿もありました。

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 そして、松本城。初めて入ったかな。中は、結構迷路のように登らねばならず(混雑緩和のためにわざとそうなっている)天守閣まで登るのに時間がかかります。階段も急で大変でした。

 観光客も結構多かったですね。安曇野を舞台にした朝ドラの影響もあるのでは・・・。とりあえず、今日は半分だけご紹介。

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.関東甲信越静公民館研究大会

 関東甲信越と静岡を含めた、公民館活動の研究大会が松本で開かれました。その中の、分科会にパネラーとして招かれたので参加してきました。

 通称「関ブロ」と呼ばれているようですが、参加者は1000人と結構大きな大会です。

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 2日間の日程でしたが、私は初日はお客さんとして、松本大学の白戸先生の講演や、長野県内の活動グループのアピールなどを見せてもらいました。

 白戸先生は、公民館活動に対して、著書もあり、なかなか面白い視点でのお話で大変参考になりました。住民の目線で見ているので、巷で言われていることを的確に掴んでいます。例えば、松本市でのワークショップで出た意見は、「形骸化した公民館はいらない」というものと、「でも公民館みたいなものは必要」という、相反するものだったらしいです。これは、カルチャーセンター化してダメになってしまった公民館に対する批判でもあります。また、役員がまわり番で、巡ってくる厄介なものでもあるのですね。

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 また、行政の「うるさい住民は作らない」みたいな方針もあって、あってもなくてもいいようなものになってきているんですね。しかし、住民自治というのは、嫌いな人とも一緒に暮らすということなんですね。そのためにも、公民館の持つ、異質なものを調整していくという役割が、これから重要になると言っていました。

 2日目は、公民館報の意義と役割という分科会のパネラーでした。昨年から長野県公民館大会でご一緒しているいつものメンバー、飯綱町の小林さん、小川村の田中さん、そして私の3名で、県の生涯学習センターの三溝さんのコーディネートで、いろいろ語らせていただいたわけです。

 このお三方とは、そんなにお会いしていないのですが、なんだかともに戦う「同志」のような関係になってきてるんです。やはり、多少は行政とのやり取りや、時によっては戦いもあるので、自然にそうなります。

 パネルデスカッションの中では、飯綱の小林さんがはなされた「状況にコミットする」という言葉が印象に残りました。

 そのあと、3つのグループに分かれ、それぞれ座長のようなものをまかされ、ワークショップを行いました。うちのグループは、公民館報を作る人材(編集委員)をどう集めるかというところに、話題が集中していました。結局、いい公民館報を作っているところは熱い人がいるみたいな、平凡なまとめになっちゃいましたが・・・。

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 こういうい場で、時々、公民館報の意義を、じっくり考えることが、結構大事だったりするなぁと、感じた次第です。

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久しぶりのMTBコース

 しばらくこないなぁと思っていたMTBの先生が、久しぶりに走ってくれました。先生といっても、プロのMTBライダーで、妙高にある自然活動系の講師なども勤めている方です。御射里の会で作ったMTBコースを、近所に住んでいるといいうこともあって、メンテナンスしてくれていました。このところ見ないなぁと思っていたのですが、あちこちでイベントをやられていたとのこと。

 「また、草刈りとかしときますよ」と嬉しいお言葉。この日も4人ほど生徒さんを連れられて、何回かコースを巡回していきました。

 画像は、前に私たちのメンバーが走った時のもの。こんなコースが時々手入れをされて、残っています。5年ほど経って、コースもなじんで、味が出てきています。

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