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セブン・デイズ・イン・ハバナ

 楽しい映画でした。また、音楽も一部ヘビーなクラブ系を除いては、キューバではやっている(なのでしょうねきっと)ノリノリの曲や情熱的なジャズなど、聴き応えも十分。たまにはこういう洒落た映画もいいかなと・・・。

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 お話は、一週間を一日ずつ切り取った感じのオムニバス映画で、まあ、キューバという国の多様性(といってもセブン・デイズ・イン・トウキョーでもじゅうぶんいけます)を、ちょっとずつ描いていきます。いくつかのエピソードは独立していますが、いくつかは、伏線として後でつながっていたりしていて、なかなか心にくいです。この7日間のエピソードで、キューバを旅した気分に・・・というのが売りなんですが、私はこれでじゅうぶんで、実際に行きたくはなりませんでした。

 夢を追っている若者(キューバの場合、野球か音楽)が筏でフロリダを目指すシーンや(本当に今でもあるのかな?)、アメリカからの旅行者の若者がなんだか怪しい女性に引っ掛かったり、キリスト教の信者が共同生活をしているようなアパートが出てきたり、傍から見た、社会主義キューバは結構ブッ壊れてきてるんだなと、そんな感じも抱きました。テレビで演説するカストロも映し出されるのですが、その言葉もなんだか虚しく、チョット悲しい滑稽な場面になっています。

 一番印象に残ったシーンは、いつもはタクシードライバーの男が、ジャズトランペッターとして、場末の酒場で演奏する場面。めちゃめちゃかっこよかった。そして、演奏もなかなか巧い。このシーン、とても良かったです。

 また、セルビアの鬼才らしいのですが、映画監督(実在なのだが、私は知らない)がキューバ映画祭に参加しての、はちゃめちゃな日常。このあたりが面白かったですね。

 それと、テレビ出演している有名なドクター(女性)が内職で、ケーキを作って売っているなんていうさりげない場面が、そして、卵が非常に不足して貴重なものだったりするあたりが、いわゆる社会主義の国の現実を知らせてくれてます。まあ、アメリカ経済の中に組み込まれるのは、時間の問題のように見えますが・・・。

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