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権力の本質は・・・これなの? 「チボの狂宴」

 バルガス・リョサはペルーの作家です。この作品は、中南米のドミニカに実在した独裁者トゥルヒーリョの暗殺を巡る物語です。このトゥルヒーリョの事は恥ずかしながら全く知りませんでした。知らない独裁者の話…これだけで退屈で読みきれるかなと思ってしまったのですが、どっこい、すこぶる面白くて分厚いんですがあっという間に読んでしまいました。

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 チボというのは、盛りのついたヤギという意味らしいのですが、暗殺される側、暗殺する側、なぜか知らねど独裁者の側近の娘という3者の目から、淡々と物語は進んでいきます。暗殺というクライマックスへのスリリングな展開は、「権力欲とは何なのか」という重厚なテーマを感じさせないほどエンターティメントなつくりとなっています。筆力は脱帽ものです。

 そして張り巡らされている伏線が、最終シーンで一つになって、「えっ!これなの、権力の根源って」、マアそうか、それしかないかも、と納得してしまうのです。女性はたぶん、あきれるでしょうが…。

 ちょっと前に映画にもなっています。あわせてどうぞ。

 

 

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