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映画「東ベルリンから来た女」 わずかだが・・・惜しいかも 

 題名からもわかるように東西冷戦時代を背景にした映画です。原題は「バルバラ」、主人公の女性の名前です。このバルバラは、小児外科医。東ドイツ、東ベルリンの大きな病院から、バルト海沿岸の小さな町の病院に赴任してきます。まあ、飛ばされた感じですね。そのあたり、どうしてそうなったのかという説明的な描写は一切なし。セリフもわずかしかなくて、親切な新しい仲間の医師に対して、「孤立させてもらうわ」なんてバルバラは言っちゃう訳で、とりつくしまもありません。

 まあ、全編、説明的な描写がないので、こんなことかなと、想像力を駆使して見ていくことになります。どうも、バルバラは秘密警察にみはられていて、なにかいろいろとやらかそうとしているということはわかります。彼女、チラシでわかるとおり、非常な美形。それも他を寄せ付けないような光を放っています。けだるい感じの時も抜群ですね。

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 そして、物語は、サスペンスの要素を散りばめながら進んでいきます。

 が、結末がなんとなく読めてしまうんですね。説明描写を排除したような映画らしからぬ結末で、そこが、映画手法から期待していたものと違う。まあ、マニアックではあるけれど、チープなヒューマンドラマとも言えそうで・・・、そこが惜しいです。

 あまり書くとネタバレになるので控えます。まあ、お決まりといえばお決まりの、西ベルリンにいるであろう恋人と、東で出会った同僚の医師とのあいだで、揺れてる心。まあ、恋愛と言うより、医師としての心ですね。これが、東ドイツの政治体制と絡んで・・・・ここにもう少し突っ込んだ心理描写が欲しいところでした。彼女の心の動きが、サスペンスのひたひたという忍び寄りに、負けてしまっています。割と短い映画(100分くらい)あと20分位伸ばして、そこらを描きこめば、という贅沢な感想を述べさせていただきたいです。

 それだけ、見ごたえのある、充実した映画だということです。よかったですよ、とても。上映時間あっという間、そして引き込まれました。バルバラという存在に。

 なかでも、自転車に乗っているシーンがたくさん出てきて、それが場面と場面を切り替えるいいアクセントになっています。同僚の医師と、自転車で並んで帰るシーンは、恋愛映画の1シーンとして残るのでは・・・。そして、同僚の医師が好きな海岸が、ラストシーン近くのひとつの山場で、重要な場所になるんです。ここらがにくい演出です。

 長野で、まだ上映期間あるようなので、ぜひどうぞ。

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