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村上春樹のエッセイ 「おおきなかぶ、むずかしいアボガド」

 昔は・・・ファンだったのだけれど、最近のあの発売時の大騒ぎについていけないのと、図書館で借りることがほぼ不可能なので、最近読んでないんだなぁ・・・。

 しかし、エッセイは、それほど読まれてないのか・・・どうかはわからないけれど、割と図書館でも借りることができます。それにあんまり書いてないんだよね、エッセイ。これは本人も、この本の中に書いています。

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 というわけで、今回は「おおきなかぶ、むずかしいアボガド」。エッセイでの村上節は、“どーでもいいことに、いたく感心する”というもの。このお約束に沿って、話が展開すると、読者が満足してしまうんですね。そこがこの作家のたいしたところなわけで、しっかり浸れたいいエッセイでした。

 今回のエッセイの中では、アイスランドに行った時に、TVで延々とSEXの中継をやっている番組(があるらしい)の話が、一番面白かった。村上春樹氏、SEXのことを考えるのは、めんどうくさいらしく、えらく投げやりでした。また、太宰治と三島由紀夫のからみのエピソードもよかった。

 こういう、なんでもない、どうでもいいことを書かせたら天下一品ですね。大きなかぶ(絵本にある)は抜いたあとどうなったか? たぶん大味で美味しくなかったはずだ・・・とか。蟹工船を蟹の立場から書いたら、どーかなんていうくだりは、あほらしくて、思わず苦笑いでした。

 こんなことやら、あんなことやら、普段からいろいろくだらないことを考えてるから、小説のアイディアのようなすごいものも浮かんでくるのだろう。さくっと読めて、さわやかな読後感が、たまらなく好きなんだなぁ・・・。

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