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「オン・ザ・ロード」の衝撃  ジャック・ケルアック

 この小説が書かれたのは、1950年代。たぶん衝撃的という点では、今からは想像できないような、そんな大きな波動を、アメリカ・・・世界に投げかけたと思う。

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 若者は旅に出る。そして、それは行き当たりばったりで、途中で女の子はかまい放題、酒もあびるほど飲み、町に繰り出せば、何日も帰ってこない。そこらでごろごろ寝て、車だって盗んじゃう。お金持ちに預かって陸送中のキャデラックは、持ち主に渡す頃にはボロボロのポンコツに・・・どんな車だかわからないほど、原型を保ってない。ドラッグだって、怖くない。こんな青春を、一緒に過ごす仲間たちは、誰が見てもどうしようもないやつらばかりで、でたらめに生きてるだけ。先のことなんて誰も考えていない。
 挙句の果てに、行き着いたメキシコ。憧れの土地。でも、そこでは、ぼったくられ、ふんだくられ、どこまでも続く、やるせないこの社会、それでも生きていかなければならない。アメリカという病理を、こういう形で、表現しながら、彼らはどこまで、旅するのだろうか。自由はどこまで手に入るのか・・・。

 本も読み応えあったけど、コッポラがずっと映画化を目論んでいたんだよね。製作総指揮という形で、既に作品は出来上がり、今月末から日本でも公開になるらしい。予告編見たけれど、なかなかいい感じ。

 例の「巻物」状の原稿をタイプライターで打っている場面もあったりして、例によって公開劇場少ないけれど(これって、まあ、いい映画の証明みたいなもんだ)、見に行かなきゃね。

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