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今更ですが・・・「風立ちぬ」

 宮崎駿監督の作品は、いつもチェックしなければと、観に行くことにしています。今回もそろそろ席が空いてるんじゃないかと出かけたわけです。
 今回の映画は、今までの中で一番、難しかったんじゃないかあなぁと思いました。あ~よかった、楽しかった・・・という風じゃない。考えさせるというのともちょっと違う。

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 物語は、空に夢見る主人公の子供時代を経て、関東大震災から始まります。関東大震災で焼け野原になった東京、そしてそこから飛行機に夢を託して、若者らしく、挫折を乗り越え、希望をもって生きていくという、ありがちなストーリーではありますが、夢の対象が飛行機というところが曲者ということになります。

 それはゼロ戦の開発なわけで、直言すれば「戦争の道具」なのです。素材としては難しいものです。まあ、ここで戦争賛美的な映画になることを恐れなければ、割と、すっきりとした映画になったと思います。しかし、そこは宮崎監督、戦争賛美というところだけは避けねばなりません。そこで、ちょこちょこ、厭戦的なドイツ人(?)を登場させたり、ドイツを舞台に不穏な空気を表現したり、抵抗を試みています。しかし、そのことで、中途半端になってしまっているのです。

 監督が言いたかったのは、多分、関東大震災=3.11的なもので、こんな時代だけれど、自分の好きなこと、熱意を持ってあたれることに、力を注ぎ、人生を全うしよう・・・といったことではないかと思うのです。しかし、この主人公も、たぶん亡くなる前に、戦争の道具を作ったことを悔いていたと思うのです。自分が、混乱の時代に、光を当てるような夢中になれるものに、力をそそいだが、それは人殺しの道具を開発した、徒労だった、ということなんです。
  ・・・というのが私の解釈。いろいろなブログなどでいろいろな解釈がされています。それらを検索してみるのも、楽しいかもしれません。中には、宮崎駿監督が確信犯的に、美しいものを作るには、馬鹿な庶民は犠牲にしてもいいんだよ・・・と言っているなんていうのもありました。意外に論理的には正論で、ある意味あたっていたので、自分の中で混乱が起きてしまいましたが・・・。

 東日本大震災の復興も、ただの復興ではなく、何らかの絡みとられがおきるのも、間違いないことで、図らずもそれも暗示してしまっているのです。まあ、例をあげればきりがないですが、新エネルギーしかり、脱原発も同じようなものだと思います。
 あ~~この映画も、身もふたもなかったね。取ってつけたような鈴木氏マーケティングの「生きねば」もあざとい!!

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