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2013年11月

「許されざる者」 日本映画ならここまでか・・・でも健闘かな!!

 クリントイーストウッド監督の西部劇のリメイク版ということで話題になっていた作品・・・ということで評判にはなっていたけれど、まあ、あまり期待せずに観たわけです。で、なかなか作りこんであるし、なにより配役の演技力が光っていて、見ごたえのあるものに出来上がっていました。

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 物語は、明治維新まもなくの北海道、未開の地が次第に明治政府により治められていく過程に、維新の戦乱に恐れられた人斬りが、潜んでいます。まあ、設定として、多少無理があるのですが、賞金稼ぎのような人たちもウロウロしているようなところも描かれ、主人公の人斬りが、切羽詰って賞金稼ぎに身をやつします。そして、人斬りの血がよみがえり、見事に目的を達するのです。

 渡辺謙、柳楽・・の演技がすばらしかっただけに、所々に生じる設定上の無理が、ちょっとずつたまっていって、全体に軋みを感じさせてるのが、惜しい感じです。それと、佐藤浩市・・が演じる警察署長の残虐さが、枠の中の残虐さで、迫力がいまいち。ここらへん、「十三人の刺客」の吾郎ちゃんの狂気の残虐さが思いだされました。あれくらいのすごさがあらわされれば、よりエンタメ性が向上して、よかったかもしれません。ともあれ、日本映画としては、スケールもあり、楽しめるので、十分に次第点には達している、いい映画です。アイヌの扱いもまずまずですしね。

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ヒッピーの聖地 取材立ちあい

 ヒッピーの聖地・・・なんじゃそりゃと思われると思いますが、管理人が今年はじめに、公民館報に掲載したヒッピーのコミューン跡のお話(御射山神戸に日本初のヒッピーのコミューンがあったのです)が、信濃毎日新聞の記者さんの目に止まり、案内を請われました。まあ、ただただ場所を知ってるだけなんですが、一緒に現場に行って、案内するとなると、自分が取材しているのとは違って、あんまりいいかげんなことも言えず、ちょっと緊張しながら、説明なんぞをしたわけです。

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 まあ企画がかぶらないように、自分が取材していない、まあ、たぶんこの人に取材すると公民館報よりは、朝日新聞かなんかのほうが(笑)媒体としていいんじゃないかみたいな方なども紹介し(のちに新聞に載ったコメントを見ましたが、まさにそんな感じ)、自分は案内してるところを写真に撮られと、なんだか気恥ずかしい感じになりましたが、背後にきちんとした取材がある・・・みたいな、いい記事にまとまり、掲載されました。諏訪版なので、ネットで見ることは出来ないですが・・・。機会があったら。

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田んぼの生き物調査 in  井戸尻

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 公民館の町民企画講座として実施された田んぼの生き物調査。台風が午前中駆け抜けていったので、どうなるかと思いましたが、参加者欠席3分の一くらいで何とか実施できました。講師は  さん。東京在住だそうですが、フィールドワークが長いのか、なかなかお詳しい。また目の付け所が違います。いきなりトンボの交尾や、珍しいカメムシ、特殊なクモなど、次々見つけて説明されます。現地に住んでいる私も知らないことがいっぱい。まあ、普段は本当に何気なく歩いていたり、仕事してるだけですから、仕方ない。

 

 で、びっくりしたのが水生昆虫の多さです。フィールドは、自然農法でやっている田んぼとその周辺ですから、農薬の影響は受けていない。それゆえなのか、台風からの避難からなのか、水路に水生昆虫が群れ群れ。特にミズカマキリがすごかった。ためしにということで5分間採りに採った(もちろん後ですぐ放しました)ところ、40数匹も採れたのです。これは狭い範囲では、驚異的な数との事でした。

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 そんなこんなで、びっくりすることでいっぱい。来春もやりますので、ぜひご参加ください。

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ガイドブック続々 完成へ

 同時進行でいろいろ進んでいるガイドブックですが、富士見高原と蔦木宿の校正刷りが出来上がってきました。さっそく、各方面に手配して、校正を進めています。今回は、富士見高原の文学や高原療養所に触れているので、解釈や各論が多く、調整が大変です。大幅なリライト状態の個所も相当あり、なかなか難儀な仕事になっています。

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 それでも、出来栄えは上々、特に蔦木宿編は、十返舎一九の道中物が絡んできて、「そうきたか」という感じです。よみものとしても、面白く出来上がっています。

 富士見高原のほうも、富士見高原療養所のくだりが充実していて、読み応え十分です。11月中には出来上がる予定なので、お楽しみに!!

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点と線プロジェクト 講演会

 ちょっと前の話題で恐縮なのですが、今年度からの取り組み「点と線プロ弱と」の講演会がありました。これは、群馬県のみなかみ町への視察に伴って、事前勉強会の意味で実施されたものです(視察も既に実施済み)。みなかみ町の旧新治村には、匠の里という施設群があり、結構観光客を集めています。この富士見町に学生を送り込んでくれている東京農工大学中島研究室でそこでフィールドワークなどをやってきているので、その支援を受けて視察したわけです。

 私ももうずいぶんと前に、現地に行ったことがあるのですが、まあ、あの足助の成功に導かれて造った施設群という感じが濃厚で、その上、かなり商業化されていて、一度行けばいいなという感じだったのを覚えています。今回の講演会は、中島先生のお話でしたが、その辺のこと、特に問題点のようなものが明らかになったように思いました。私は今回の視察にはいけなかったのですが、みんなどんな感想を持ったのか、聞きたいところです。

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「60年代新宿アナザー・ストーリー」 本間健彦

1968~1969年にかけて新宿のタウン誌(日本でも先駆け的なもの)として発行された、「新宿プレイマップ」。

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この小冊子の編集者が、その周辺にいた、日本でももっともとんがった人たち、アーティストやデザイナーなど、オピニオンリーダーと呼ばれるような人たちの繋がりや、その先駆的な『お仕事』が描いている。まあ、戦後の混乱から、新しい時代への息吹が、新宿という混沌とした社会の坩堝のような場所(それすら『息吹』なのだが)から、噴出している。まあ、蒼々たるメンバーだ。横尾忠則、白石かずこ、植草甚一、野坂昭如、五木寛之などなどさまざまな人たちが登場する。学生運動を横目で見ながら、高度消費社会が、この時期産声を上げていたことがよくわかる。

そして、この胎動が、デザインから始まるマーケティング至上主義へとつながり、それによる、売上至上主義、マスを対象にしたマーケティングから、現在のグローバリズムへと一気に駆け上がってきているのだと思った。そのことを考えると、都市化による自由な空間の創造というのが、希望があるように見えて、実は一面で、破壊的な要素をもっていたのが見えてくるのだ。そういう意味で、この1960年代の新宿というのが、「学生運動の墓場=高度消費社会の肥やし」として、機能していたことが、はっきりと浮かび上がってくるわけなんだよね。相かここに品があったか・・・そう思えてしまったのは私だけ・・・。

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まちミュー諏訪 LCVの取材を受ける

 まちミュー諏訪が出している、信州わくわくフットパスガイドブック、今回、諏訪のCATVであるLCVから、取材したいとのお話があり、取材を受けました。

 この夏から、今までの方法とは違う方法(ライター、イラストレイターを自前でやる方法:1年に1回くらいしか出来ませんが)で、御射山社を対象に作り始めているガイドブックがあります。これを取材しているところを、取材してもらいました。←ややこしいですが。

 それといっしょに、同時進行させている富士見高原と蔦木宿のガイドブックの作成過程も撮ってもらいました。

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  まちミューのガイドブックは、地元の人間が地元の人間と作るというのが、モットーです。この日も御射山社では、神戸の小林さん、富士見編では、原の茶屋の名取さんに登場していただき、イラストを書いてくださる中村さんにも登場してもらいました。放映は13日ニュースの中の特集です。管理人もちょっと語らせていただきました。ぜひご覧ください。

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ホン・サンスの「3人のアンヌ」

 ホン・サンス監督がフランスの女優イザベル・ユベールを使って撮った映画ということで、なんだか際物っぽい感じをもっていたのですが、う~~んさすが、と思わせてくれる出来栄えで、とても面白く観てきました。

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 韓国ベタというような画面に、フランス人が出てくると、今までのホン監督の作品の雰囲気で始まった映画が、いきなり不安定な要素が漂ってくるんですね。この居心地の悪さみたいなのが、ホン監督の得意技なのですが、韓国人俳優オンリーの時に比べて、格段に居心地が悪く、「これがねらいかぁ」と思わせてくれたのでした。

 お話は、同じ背景、同じ俳優で、多少シュチエーションが違う3つの物語。イザベルが演じるのは、韓国人映画監督である友人夫婦のところにやってきたフランス人女優、韓国人の愛人のところにやってきた社長婦人、離婚したばかりの傷心を癒すために、友人と旅行しているフランス人、この3つのパターンをうまく演じ分けてお話を作っています。そして、いくつかのポイントでお話がニアミスのような感じでクロスして、心憎いばかりの演出で、もり立てていきます。まあ、このしゃれてる感じは、誰にも真似できないのではと思わせてくれます。

 話の内容は結局他愛のないところに落ち着くのですが、人生なんてこんな程度のエピソードのつなぎ合わせに過ぎないよと、言ってるようなところも、脱力系の監督らしい映画でした。それなりのレベルには達しているので、箸やすめに最適でした。

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まちミューガイド養成講座 in 小野宿

 まちミュー諏訪のツアーは、今まで取り組んできているツアーとは一味違います。私たちが、この方式を取り入れることにしたのも、ガイドブックのすばらしさはもちろんですが、このガイドの特異性というところも、捨てがたかったからです。

 従来のガイドツアーというと、地元の郷土史家に頼んで、郷土史家のリードのもと、やりたいようにやってもらうといった形式でした。これだと、詳しい話は聞けるのだけれど、「話が長い」という大きな欠点がありました。ゆえに、「さらっとわかればいい」というような人には敬遠されがちで、マニアックな郷土史マニアしか参加しない・・・みたいなツアーになりがちでした。

 しかし、まちミュー諏訪のツアーは、司会のような役割の(コンシェルジェと呼びます)人間が、全体を仕切り、ガイド役の郷土史家の暴走もコントロールするのです。そのためには、それなりの技術とノウハウがあり、今回は、小野宿の取材といっしょに、後半、その講座となりました。

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 座学でおおまかなところをつかんで、実地で、立ち位置、質問形式での進め方、全体の仕切り方などを学びました。立ち位置を意識することで、全体を仕切る能力の影響範囲が増すという、新鮮な発見もあり、とても面白い有意義な研修になったと思います。

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辰野町沢底の取材

 辰野のガイドブック、もう一冊は、最古の道祖神があることで知られる沢底です。谷に沿った細長い地区ですが、この沢筋が、古くから、諏訪と伊那を結ぶ街道ということで、交通の要地でした。それだけ史跡も豊富にあって、地域おこしの活動も活発で、見ごたえの有る地区になっています。

 まずは、道祖神。日本最古の・・・といううたい文句がついています。まあ、ここはそれなり。

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 次は、鎮大神社。この境内には、集落各地にあった、小さな祠が集められています。ひとつひとつ屋根がついており、そのおかげで保存状態は抜群、貴重な祠群になっています。ここには、文化人類学者の中沢新一が、「えな」として紹介している、奉納物もあり、一見の価値があります。まあ、あの「精霊の王」という本のでたあと、有名になり、「えな」の奉納も増えたそうですが・・・。

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 北のほうには、摩崖仏のようなものもあり、これも面白いです。

 こんな感じで、やはり信州はどこに行っても見所満載、ということになりそうです。

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小野宿の取材

 PCの不良で買い換えていて、1か月もご無沙汰してしまいました。その間にいろいろなことがありました。まずは小野宿の取材です。

 前半は取材、後半はガイド養成講座とちょっと忙しい展開です。まあ、ざっと歩いただけの小野宿を、じっくり取材したわけですが、本当に奥が深く、いろいろな事物があるので取材とはいえ、堪能した形になりました。

 まずは、問屋跡です。まあここは「すごい」の一言でした。

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沿道でひときわ目立つ、大きな建物ですが、中は重厚そのもの。よく保存してあります。辰野町が保存していますが、こういう保存は大変だと思います。予算的にも・・・。

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そして、鉄道にかかる水道橋。この小野も、製糸業が盛んで、やはり女工さんが鉄道に飛び込んだそうで、ここもそういう名所だったそうです。

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  お次は、小野神社。弥彦神社と同じ境内に二つの大きな神社があり、なかなか珍しい風景です。こんな感じで、取材は進んでいます。

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ガイドブックの出来上がりは来年早々の予定です。




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