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ホン・サンスの「3人のアンヌ」

 ホン・サンス監督がフランスの女優イザベル・ユベールを使って撮った映画ということで、なんだか際物っぽい感じをもっていたのですが、う~~んさすが、と思わせてくれる出来栄えで、とても面白く観てきました。

Photo

 韓国ベタというような画面に、フランス人が出てくると、今までのホン監督の作品の雰囲気で始まった映画が、いきなり不安定な要素が漂ってくるんですね。この居心地の悪さみたいなのが、ホン監督の得意技なのですが、韓国人俳優オンリーの時に比べて、格段に居心地が悪く、「これがねらいかぁ」と思わせてくれたのでした。

 お話は、同じ背景、同じ俳優で、多少シュチエーションが違う3つの物語。イザベルが演じるのは、韓国人映画監督である友人夫婦のところにやってきたフランス人女優、韓国人の愛人のところにやってきた社長婦人、離婚したばかりの傷心を癒すために、友人と旅行しているフランス人、この3つのパターンをうまく演じ分けてお話を作っています。そして、いくつかのポイントでお話がニアミスのような感じでクロスして、心憎いばかりの演出で、もり立てていきます。まあ、このしゃれてる感じは、誰にも真似できないのではと思わせてくれます。

 話の内容は結局他愛のないところに落ち着くのですが、人生なんてこんな程度のエピソードのつなぎ合わせに過ぎないよと、言ってるようなところも、脱力系の監督らしい映画でした。それなりのレベルには達しているので、箸やすめに最適でした。

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