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「60年代新宿アナザー・ストーリー」 本間健彦

1968~1969年にかけて新宿のタウン誌(日本でも先駆け的なもの)として発行された、「新宿プレイマップ」。

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この小冊子の編集者が、その周辺にいた、日本でももっともとんがった人たち、アーティストやデザイナーなど、オピニオンリーダーと呼ばれるような人たちの繋がりや、その先駆的な『お仕事』が描いている。まあ、戦後の混乱から、新しい時代への息吹が、新宿という混沌とした社会の坩堝のような場所(それすら『息吹』なのだが)から、噴出している。まあ、蒼々たるメンバーだ。横尾忠則、白石かずこ、植草甚一、野坂昭如、五木寛之などなどさまざまな人たちが登場する。学生運動を横目で見ながら、高度消費社会が、この時期産声を上げていたことがよくわかる。

そして、この胎動が、デザインから始まるマーケティング至上主義へとつながり、それによる、売上至上主義、マスを対象にしたマーケティングから、現在のグローバリズムへと一気に駆け上がってきているのだと思った。そのことを考えると、都市化による自由な空間の創造というのが、希望があるように見えて、実は一面で、破壊的な要素をもっていたのが見えてくるのだ。そういう意味で、この1960年代の新宿というのが、「学生運動の墓場=高度消費社会の肥やし」として、機能していたことが、はっきりと浮かび上がってくるわけなんだよね。相かここに品があったか・・・そう思えてしまったのは私だけ・・・。

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