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音楽映画・・・「自分の事ばかりで情けなくなるよ」

 この映画、最近売れてきているバンド「クリープ・ハイプ」のフロントマンである尾崎世界観(まあ人を食った名前だ)が企画し、「アフロ田中」の松監督が作った映画だ。4つの話のオムニバス形式になっていて、一つめが看護婦をやっていると実家にウソをついてるピンサロ嬢の話、二つめはクリープ・ハイプのコンサートに行きたいのに残業でアンコール曲の時にやっと間に合うという話、三つめは、CDプレーヤー大好き若者で、よくわからない展開でプレーヤーを壊してしまう・・・みたいな話、最後が一番長いのだが、ほとんどDV状態の乱暴者と自閉症っぽい女の子のほぼホームレス共同生活というなんだかめちゃくちゃなオムニバス映画になっている。その4つの話が最後の話の中でつながっていく感じだ。といっても伏線というようなしゃれたものではなく、なんとなくでたらめにつながってるだけみたいな・・・。

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 若い人の間では、世の中うまく渡れない不器用者に対する応援歌みたいな捉え方をされそうなのだが、どうもれだと非常に浅い解釈になりそうなんだよね。形としては、映画になっているように見えるのだけれど、どうも、尾崎世界観の心の叫びのような気がしてしまう。インディーズからメジャーデビューして、周りががらりと変わってしまってるのではないだろうか。そして、そのことに適応することで、自身の創作が今までのようにはいっていないのではないだろうか・・・そんなことを感じさせる。

 どんな風に捉えたらいいかわからない映画ではある。しかし、そうはいっても、これだけ(松本芸術館小ホールは満員)の若者を集められて、ちょっと説教くさい映画をさらっと見せてしまう、したたかさは持っている。

 この日は、本人(尾崎世界観)のトークのあとに、ギター一本でミニコンサートがあり、アコースティック・クレープ・ハイプ堪能できて、」まあまあ幸せだったんだねぇ。よかった。

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