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当たり前だけれど、言葉は文化だ!! 「ピダハン」

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「ピダハン」というのは、ブラジルのアマゾンの奥地に住む先住民族で、400人ほどの人口しか持っていない。しかし、この民族は、独特の言語と文化をもっている。数という概念がない。そこにあるものを相対的に比べて大きい、小さいというような言葉で表すのだ。ある場合は大きくとも、別のものと比べると小さくなる。そんな具合だ。また、「こんにちは」「ありがとう」というような挨拶にあたる言葉もない。そういったことはすべて行動であらわすのだ。また言語の話とは少し違うのだが、2次元描写を読み解くことも苦手だ。これらがあらわしているのは、こういったことが、背景にある文化と密接にかかわっている能力だということなのだ。人間の認知という、今まで備わっていた能力≒いわゆる本能と思われていたもののひとつが、文化から出た、言ってみれば後付けだったということが明らかになったわけだ。

彼らの文化が持つ誇りもすばらしい。直接彼らが体験したり、体験した者が話す言葉以外は、すべて疑わしい本当にあったことではないこととして扱われる。それゆえ、ピダハンには創世神話のようなものはない。自分の知っている誰々が実際に体験した話みたいなのがせいぜいなのだ。この著者は伝道師として赴任するのだが、キリストの話は彼らに鼻で笑われるようなものなのだ。実際に著者が見たことでないがゆえに。そんな西欧人にとっては、自己の存在を揺るがすような布教活動のすえ、著者の人生まで代わってしまう。実際に信仰から離れ、家族とも別離があったようだ。

またあの9.11以降注目を浴びたチョムスキー(彼はもともと言語学者なのだ)らが打ち立てた「言語本能」「普遍文法」という法則でさえ、揺るがされる。さらに西欧的な真実を追究する行為などは、ピダハンによれば「曲がったあたま」と呼ばれるわけだ。衝撃的だ。人間とは何か?ということは、こういった方面からも揺るがされるわけだ。

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