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「ヤンキー経済」 何とも差別チックなタイトルですが、意外に真実を・・・

 

何とも差別チックな題名の本ですが、箸休め的に読んでみたら、意外に面白かった(といっても本の内容自体はそれほどではないです)ので、取り上げてみました。まあ、「ヤンキー → B層 : 悪夢の再生産システム → 日本の将来は暗い」 みたいな流れになってしまうのですが、とりたてて、新しい視点というのではなく、そのあたりを示してくれてます。といっても、社会学的なアプローチではなく、ひたすら「奴らの好みを知って、そこをターゲットにすれば儲かりまっせ」というメッセージに撤しているのですが・・・。

 ここで言っているヤンキーとは、表層的には、一昔前の竹槍バイクで河口湖へ日の出暴走するとか、いわゆるツッパリといわれる恰好をしていた人たちです。が、それをひどく広げた概念として提示しています。まあ、平たく言えば、地元から出ずに一生を終わってしまう人たちです。ここでは、地元というのを半径5キロくらいと想定していますが、まあ、もうちょっと広いかなと思います。

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 彼らの特徴は、小中学校の仲間を大事にし、東京などに一度は出たりしますが、基本的に帰ってきて地元で就職、上昇志向はあまりありません。学歴はさまざま、大卒でもここに属する方もいるようです。そして田舎に限らず、練馬とかそんなところでもおられるようです。で、まあ、よく聞く音楽はエグザイル(かつてはBOWY)、休日はイオンショッピングセンターにお出かけ…こんな感じです。で、日本のマジョリティは基本的にこのカテゴリーに属するような感じです。あの河原で、日曜日に家族ぐるみでバーベキューなんかしている方たちなんかも入ると思います。

 と、ここまで書いてきて、例のB層というのにたどり着くわけで、これって、誤解を恐れずに言わせてもらえば「消防団経済」とか「商工会経済」とか「役場の職員経済」なんていっちゃってもいいわけで、そういう意味でとても面白く読めました。地域づくりで、目標的に語る、地元の方の自尊感情ってのがありますが、この層に属する限り、そういったものであふれているわけで、なんだかエリートに対するルサンチマンさえないのでは思います。そういう意味でも考えさせてくれる本でした。くれぐれも、本の中身自体はマーケティング志向で薄っぺらいです。

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