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どちらも物足りなかった・・・中国映画「罪の手ざわり」、ルーマニア映画「私の、息子」

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 2本立てというのはあまり好きではないのだけれど、ちょうどそういうものがあったので見てきました。結論から言うと、まあ、よく作ってはいるけれども、双方ともちょっと物足りない映画でありました。なのでまとめて紹介です。

 「罪の手ざわり」のほうは、中国のバイオレンス映画です。オフィス北野が協力しているので、北野武が好きなジャンルと言うことになります。まあ、そこからはずれず、適当に人が死に、血しぶきがぶっ飛びます。背景は急送に成長する中国社会。もちろんそこには矛盾が山積みなのですが、「手ざわり」(邦題なんですが)にふさわしく、さらっと触れてるだけ。たぶん深く触れると、牢につながれてしまうなんていう事情もあるのでしょうが、あくまでもさらっとです。遠景に浮かぶ摩天楼であるとか、工場地帯であるとか、そういったことでにおわす程度になっています。ただし、殺人は容赦なく行われ、拳銃もどこでも手に入るような設定です。

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 もう一本、「私の、息子」は、自立できない息子と子離れできない母親の物語。ベルリンかなんかで賞とってます。しかしですねえ、30代と思われる大の大人が、ラストで自分のおこした事件について、わびることが「感動ですよ」的に描かれていて、まあ、先進国的な(と言うより先進国の端っこに仲間入りしたばかりのルーマニア的な)悩みであるわけで、感動ものとして描かれているような感覚には、違和感を覚えざる得ないんですね。この母親、それくらい息子に君臨している。これ、母親の過保護振りを、狂気として描いていたら、それなりに面白かったと思うんですが・・・。一番興味深かったのは、この息子の妻が、自分の夫の異常なほどの性的な潔癖さを母親に訴える場面です。ここは面白かった。あとはなんだか鼻につく演出で、いただけませんでした。

そんなことで、まあ2作まとめて取り上げさせていただきました。

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