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ウディ・アレン 恐るべし 「ブルー・ジャスミン」

 ちょっとしょっぱいラブコメだったら、ウディ・アレン。まあ、軽く見て、楽しめるようなものが多かったんですが、今回の映画は一味違います。転落していくセレブを描くことで、逆にセレブの狂気みたいなものを浮かび上がらせる見事な演出で、思わずウ~~ンとうなってしまいました。

 

Photo_3


  話は、だんなが非常に悪いことをしてお金を稼いでいて、セレブになっていた。が、それがばれて(ここにも秘密があるのですが、ネタばれですので伏せます)全てを失って西海岸の妹のところに流れてきて、再起を(と言ってもお金持ちの嫁さんになろうとするのだけれど)図るというストーリー。主演のケイト・ブランシェットが、没落してセレブカン違い野郎になっている主人公の「痛さ」を熱演しています。テーマと言い、カン違い度合いと言い、大衆受けしそうで、痛いコメディーとして、なかなかの出来。描写も細かくて、落ちぶれていく主人公が「脇汗」にじんでいるところなど、思わず感心してしまいました。転がり込まれた妹もなんだか影響されて、セレブ志向(恋人がマッチョ・肉体労働派なのですが)になっちゃうところなんて、悲哀を誘います。

 

  結局、主人公は何かに気づくこともなく、たぶん完全な狂気に陥ってしまうようなのですが、アメリカの持つこの手のセレブの異常さを、あらわしたかったんでしょうね。フランスにあこがれながら、ビックな田舎みたいな存在のアメリカでお金持ちをやるって言うような・・・。一種の成金的なものなんだろうなぁ・・・。面白かったです。今年度3本指に入るかな。

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