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2015年3月

「海炭市叙景」を書いた作家

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 「そこのみにて光輝く」という映画を観てから、この佐藤泰志という作家が気になっていたのだけれど、やっと読むことが出来ました。この作家、なぜ埋もれていたのかがわからないくらい、力のある作家です。

 たぶん。現代を代表する作家といってもいいでしょう。まず簡潔な文章。センテンスの短さが初期の丸山健二のようなハードボイルドな感じを醸します。それでいながら、最近の量産作家のような、説明的な小説(わかりやすくして、低レベルな読者もつかもうとしているのかな・・・)だとか、構成と設定だけが勝負みたいなものとは一線を画しています。
それでいて、小さな生の輝きを大切にしているというような評価が与えられていますが、私には、そうは思えない。どちらかというと、揺るがない絶望、絶望の果ての更なる絶望・・・と言った感じがするのです。
 

 お話は、函館が舞台なのは間違いなく、その不況の嵐が吹き荒れ、地方の現実を直視せざるを得ないその地で、それなりに暮らしている、そういう人たちが、絶望の中に埋もれながら、淡々と生きている。生きるために生きている、そのやるせない現実を赤裸々に、見せ付けていくのです。短編十数編でのオムニバスのような形式なので、繰り返し繰り返し、呪文のように、語られていきます。その、絶望に自分の感性が麻痺する時が、余りにも心地よく佐藤泰志に中毒していくわけですね。はまってます。

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映画 「わたしたちに許された特別な時間の終わり」

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 長い名前の映画です。最初始まったときには、大学のサークルが作った映画のような、怪しい仮面の登場人物が出てきて、どうしようかと思ったのですが、だんだん魅力的な映画に変わってきました。

 お話は、ある早熟なミュージシャンのお話。高校生の時に、あるコンテストで優勝し、一気に注目され、プロデビュー。しかし、ほとんど売れずに次第に埋もれていきます。この埋もれていく過程が、「特別な時間」なんですね。で、埋もれきったところで、たぶんにっちもさっちも行かずに主人公は自殺してしまう。才能を期待されながら、結局期待に添えずに、人生を諦めてしまう。なんとなく感じていた音楽映画かな・・・とか、一種のアイドル映画かなとか思っていたのですが、非常によく出来た、命の大切さを考えさせるとてもいい映画でした。命は大切だ・・・と力説するのではなく、静かに訴えるというような感じだった。なかなかうまい。

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愛知県の神社のお祭り・・・ってわいせつ物陳列じゃねえ?

 はい、そんなこと承知の上で見に行ってきました。で、やはりすごかった。なんてったって人出がね。こういうの、皆さんやっぱり好きなんですよね。

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 で、この神社、田懸神社といいまして、愛知県小牧市の北東部にあります。こちらからのアクセスが極めて悪いのですが、頑張って行ってきました。もちろん名鉄は通っていますが、名古屋からのアクセスもいいとは言えない場所にあります。向かうまでの名鉄の中は3割ほど外人さんで、このお祭りは国際的に有名なようです。

 見ての通りの「おおっぴら」なんですが、こんな幟もあります。あ~~こんなの欲しい…なんちゃって。

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 ちょっと調子悪くて 横になっちゃってますけど・・・リアリズムというより、春画の世界です。"UTAMARO"ですね。

 この田懸神社、寄進が集まるらしく立派です。

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 それでですね。隣の駅の近くに大懸神社というのがありまして、そっちは女性のものをシンボルにしたお祭りを、ほぼ同時期していたらしいのです。通称おそそ祭り。そして、田懸神社の幟に匹敵する、リアリズムの極致な幟があったらしいのです。しかし、当局のご指導により、×になったそうで、祭り自体も控えめになってしまったとか。

 う~~ん、こっちの祭りも十分当局のご指導が入る余地がありそうなのに、女性バージョンだけご指導が入ってしまったのですね。ということはそのうち、こちらにも当局のご指導が入るかもしれず、今のうちにと思って、出かけたわけです。

 そして、帰りにはこんなお土産も買いまして・・・

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 食べるの、もったいねええ~~

 

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諏訪の駅前の床屋さん

 

 最近、諏訪の駅前に出来た床屋さんに行くようになりました。床屋のご主人は、東京でやられていたそうですが、 思うところがあって、奥さんの実家がある諏訪で、近所の方が気軽に寄れるそういうお店を作りたいと、Iターンされてきたそうです。 お店の中には、畳のスペースがあり、イスの待合室と、畳の両方を選べるようになっています。だいたい私が行くときには、お客さんがいて 世間話に花を咲かせています。なんかとてもいいんですよね。こういう役に立つ仕事というか、生活に必要な仕事で 田舎に移住してくるって言うのが、とてもいいですね。カフェや雑貨店やアートです、みたいなIターンの人ばっかりですから、最近。 田舎にいろいろなカフェや雑貨店があるのも悪くは無いですが、やっぱりもっと必要なお店や仕事をすべきです。 カフェや雑貨店・アートというのは、いかにも都会的で、「田舎に都会を持ち込んでます、どうかしましたか」というような言い方に 感じてしまいます。偏見ですけどね。諏訪の床屋さん、ひいきにしていきたいです。

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「百円の恋」 安藤さくらってすごい

 「いたいいたいいたい」というクリープハイプのフレーズにあわせて、安藤さくら登場!!って感じの映画です。一種、女ロッキーというか、どついたるねん女版というか。とにかく映画らしいスピード感のあるおもろい映画でした。
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 ネットの評判で、やはり身体の改造の仕方がすごいとか、演技力がすごいとか、誉めまくられている状況ですが、それ以外に書くことがありません。話の内容は、しょうも無いフリーター女が、たそがれた引退ボクサーと恋に落ち、浮気をされて、一転、ボクシングを始めてしまうというもの。もちろん、うまくいってハッピーエンドというわけではなく、クソみそに負けてリングに倒れるんですね。それでもロッキー張りの爽快感があるし、恋愛映画としても、可愛らしいところもみられるんです。タフガイと女心を表現できる安藤さくらの女優としてのすごさって言うのが、ただただ見所のパワフルな映画です。

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仔ヒツジが今年も生まれています

  昨年相当遅い時期に仔ヒツジが生まれたので、今年はお休みのお母さんヒツジが数頭います。なので、タメ付けしたメスは2頭。レンタルに 出しているヒツジが産むので、全部で3頭がお母さん候補でした。うち、2頭が産みました。1頭は三つ子でしたが、一つは駄目で、2頭が残りました。 もう1頭は、一つ産んだので、都合3頭の仔ヒツジが元気に過ごしています。とても元気で、小屋の中でピョンピョン はねています。お母さんヒツジが授乳が順調ですので、元気という感じです。オス1頭、メス2頭、何事も無く 無事に育てばいいなあ。

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