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2015年4月

「まちミュー諏訪」 から 「信濃路てくてく」へ

 本当は4月に変えたかったのですが、事務作業が遅れて、5月からのスタートになりました。フットパスガイドブックを、いよいよ県内全域対象で発行していくことになり、諏訪から信濃路へと、名称も変えることになりました。

 すでに取材作業はドンドン進んでいまして、筑北村青柳、続橋、長野市大岡、大鹿村、阿南町、宮田村、上田市真田、青木村、松原湖、松本市林、岐阜県東濃地区と、あちこちほとんど飛び回っています。今年度に20地区の取材を終えることが目標です。

 今まで、事務局は様々な活動を行ってきましたが、そのつながりが、生きてきました。有機農業関係、森林・林業のイベント関係、内山節さんの哲学セミナー関係、三澤勝衛読書会関係、パンの販売関係、もちろんパン屋さんつながり、フリーマーケットつながり、アースディのイベントつながり、セルフビルドつながり、合併や住民自治関係、図書館の活動つながり、公民館報の研修会つながりなどなど、いろんなことはやっておきべきですね。このガイドブックを作るのあたって、それぞれお付き合いのあった人たちが、興味を持ってくれて手伝ってくれています。

 自分は、あまり開放的でもなく、社交性もなく、口下手なので、そういったセミナーに出ても、一人くらいしか知り合いができないのですが、なんとなくウマが合う人ができて、なんとなくつながるんですね。そういう場所で気おくれなく、どんどん人脈を広げるような人を横目で見て、いつもうらやましく感じているのですが、量ではなくて質ですね(笑)。

 なんだか、とてもうれしい限りです。

 ということで、「信濃路てくてく」 よろしくお願いします。

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「まちライブラリィのつくりかた」 礒井純充

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 六本木ヒルズの地下に生ま れた、「アーク都市塾」。そこ から発展したライブラリィ 「六本木アカデミーヒルズ」。 その仕掛け人の方が書いた 本ということで、成功箪の 自慢話かなと・・・手にと って、その話の濃さ、確か な考証にかなリ驚きました。 文句無く、現在の日本の状 況にマッチした、問題解決本 です。  この著者の特徴は、新し いものの考え方を取り入れ る際の、バランスの良さで す。限界集落をめぐってい た若者の行動と思考に感動 し、師と仰ぐのですが、そ こにおぼれてしまわずに、 集団として取り組んだほう うが効果が出るもの、個 人がひとりで取り組んだ ほうが、情熱が制御され ず、効果が出るものを分 けて、冷静に、取り組み と効果や成果を見詰め、分析しています。そのあたりが今時のビジネスに精通しているという感じがして、興味深かったです。

 印象に残ったのは、組織でやることには、合議による調整が入り、個人の情熱も妥協という壁にぶつかる。合議による合意というのも大事だが、個人の突き抜けた思いが思わぬ成果を産む、という所でした。納得。

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「祖谷物語~おくのひと~」 連続2本

 田中泯が出ているので、とにかくみたかった作品です。東京まで行っちゃいました。久々ですが。で、なんだかすごかった。監督(池田高校の蔦監督の孫だそうです)の執念が、伝わってくる映像。ぐいぐいと引き込まれます。これヒロイン・・・もしかしてあの子・・・デッド寿司の武田さん? アクション女優の実力は押さえて、無垢な少女を好演していました。

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まあ、描かれている暮らしは既に祖谷にはありえないくらい古風なもので、電気も通じていません。その中で囲炉裏の暮らしを淡々と続けていきます。そんな暮らしに、地域の開発の象徴としての道路のトンネル工事が絡み、都会からの移住者の自己主張の強さが絡みます。しかし、自己主張する都会人はいかにもひ弱に映ります。で、対極にあるのが、田中演じる、「おじい」です。もう揺るがない。のちのち、たぶん痴呆になるのだけれど、その演技さえも、土方巽直伝の狂気の老人舞踊。いや~~すばらしかった。見に行ってよかった~。

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かつおぶしと干しシイタケ

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 うちでは、基本的に出汁は自分でとります。オーソドックスなものはかつおぶし。味噌汁は煮干し。品のいいものはコンブと用途によっていろいろ変えています。コンブは、北海道に行ったときに札幌の市場で買ってきた利尻コンブを大事に使っています。
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 コンブって日高は普段使い、利尻は晴れの料理に使う等と使い分けます。もちろん煮干も、瀬戸内産と他では旨みが違います。かつおぶし以外にも、さばぶしやあごだしなど、とりあえず常備しています。中でも自給できてるのが、干しシイタケです。どんこを干したやつはそのまま煮物に使えますし、大きく開いたものはスライスして、干します。みんな用途によって違うんですね。スライスしたものは、出汁をとりながら、うどんに入れたりします。
このへんの智恵は、魚柄迅之助産の受け売りですが・・・。

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満蒙義勇軍の話

 公民館報の取材で2回にわたって満蒙開拓について取材し、そんな中でいくつか感じたことがあります。 満州での暮らしについての聞き書きでは、その開拓村がまるで共同体のようなたたずまい感じられました。なぜなんだろうと、いろいろ調べてみました。もともと満州というのは、ロシアの半植民地のようなもので、日露戦争の戦利品として、長春~旅順間の東清鉄道南満州支線と付属地を奪取したことに始まります。

 この鉄道が南満州鉄道㈱=満鉄となり、そこにできた調査部(三菱総研や野村総研のようなシンクタンク)に日本国内のきびしい弾圧から逃れた「時の左翼的」な人たち(もちろん東大卒・京大卒などのエリート)が、就職先として集まってきていたようです。当時の満鉄は鉄道会社というより、満州国の政策にまで絡んでいたようです。そして、満州を事実上支配していた関東軍の作った経済調査会とともに、国策として協同組合的な「合作社」という運動を展開していったのです。

 その柱である思想は、中国の民衆がそのような協同組合を通して、民主主義的な体験をし、それによって自治の能力を身に付けてことができるというように、理想主義的な社会主義思想でした。のちに、関東軍憲兵隊により検挙され、徹底的に弾圧を受けるような「危険思想」であったわけで、そういう考え方で、植民地という状況ではあるにせよ、理想的な農村を作ろうと活動していました。特に北満州で活発に活動していたので、ちょうど富士見分村のあたりもそういった影響を受けていたのでしょう。

 そんな富士見分村での暮らし振りが、いろいろな回想録に書かれていました。今回もさまざまな記録集などを読みましたが、桶屋の息子だから、桶作りができるだろうと作らされ、作り方がよくわからずに適当に作って・・・なんていう話や、酪農や畜産の研修を受けに遠くの町まで出向いた話や、のんびりした暮しがしのばれる内容でした。もちろん余りにつらい話などは載せていないのだとは思いますが、不思議な感じがしました。  また、植民地に国策によって、送りこまれた人たちというのは、もともと住んでいた満州の人たちに対する直接の加害者ではなく、いわば一種の被害者であるわけです。義勇軍のお話を伺った時に、各学校にノルマのような形で割り当てが来て、それを達成するために動いた教育関係者というのが出てきました。開拓団の募集にも行政の関係者も多数かかわっていたことと思います。ある方が、「まあ、仕方ない。そうしなければ牢屋行きだからなぁ。あの頃は」と言っておられました。国が誤った選択をした時に、それを個人でどう対応していくのか・・・これがわたしたちに突きつけられた課題だと思いました。それとともに、現在の教育や行政にかかわる人たちがどう動くのか、心してもらいたいものだと、強く感じました。  

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再度 佐藤泰志

 佐藤泰志という作家がいます。このところ、二作品が映像化され、いずれも映画としても良いできだったので、俄然注目されています。小説の方もなかなかなので今回取り上げてみました。


 まずは、「もうひとつの朝」。これは、初期の作品で高校生の頃からの作品を手始めに、地元の「北方文芸」という同人誌に載ったものを中心に、短編を集めたものです。「市街戦のジャズメン」という伝説的な作品も読めますし、初期のまだ硬質の文章から、次第にこなれてくる様子がなんとなくわかるような作品集になっています。秀逸なのは、「深い夜から」という作品。映画館の従業員というけだるい日常の中で、次第に隠し切れなくなる、憎悪と暴力性。あげく、爆発させてしまう過程を丁寧なタッチで描きます。センテンスが短いのが佐藤泰志の特徴といえばいえる感じで、そのタイトな雰囲気は、丸山健二になぞらえられるでしょう。
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 次は映画としては、非常に話題になった、「そこのみにて光輝く」です。佐藤泰志の文学というものは、社会からはじき出され、もう堕落の底にあるような弱者の生でさえ、光り輝く場があるのだというような、ある種のやさしさ、寛容さを描いているというようなとらえ方をよくされているようです。しかし、私は、そんな甘っちょろいものではないと、感じました。そういった底辺にいる人たちを描くことで、佐藤泰志自身が抱えている孤独と、底辺で絶望の中にあえいでいる人たちの抱える孤独を、対比させているように感じたのでした。この手の孤独というものは、何か他のもので癒せるというような類のものではなく、それを抱えたら最後、行くところまで行かないと・・・といったたぐいのものだと思います。実際に佐藤泰志は、それをかかえたまま、自死してしまうのですが。映画でも、ほんの一筋の光が指す場面以外に、救いはありませんでした。

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ロメールロメールロメール 「ほとりの朔子」

 とにかくこの映画は、一言ですむかもしれません。ロメールの「海辺のポーリーヌ」に対する オマージュ以外のなにものでもありません。でもこういう映画が日本で出来てくることは本当に うれしい事態です。で、二階堂ふみがとってもいいんですね。最初はなんとなくスノッブに登場するんですが (海辺のリゾートという日本ではちょっと無理な設定)、次第にいまどきの女子高生に見えるようになってます。 チラッとですが、原発汚染の話題もはさんで、今風に仕上げています。 ラスト近くにスタンバイミーのような描写も出てきて、さわやかさもはさんでいます。 まあ、観ながらウルウルしてしまうようなそんな映画でした。 ロメールは既にいませんし・・・。

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久々の東京行きで感じたこと

 青春18きっぷが出る季節にはいつも、あちこち出かけるのです。先日、いつもの名古屋ではなく、久々に東京へと行ってみました。 高田馬場で映画を見て、食事して、やすいビジネスを見つけたので、大塚に泊まりました。まあ、名古屋に比べても仕方ないのですが、 人が本当に多いです。で、高田馬場の駅前でお昼を食べたのですが、チェーン店がウナギの寝床みたいな感じで並んでました。とにかく狭い んですが、味は同じですから・・・。

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 ちょうど見損なった映画を2本立てで名画座(早稲田松竹)で観ました。 結構お客が入ってましたね。マニアックな映画だったんですが。 その後、大塚に行き、コンビニで夜食を買ったのです。で、そこの夜のバイトはみな外国人。それも国籍がバラエティに富んでる感じで、まあまあ驚きました。 お釣りとか間違えたりしてたかな。 翌日は用事があるので、5時に山手線に・・・。で、池袋出どっと混んで、驚くほど満員になりました。夜の仕事帰りの人、徹夜で飲んでたと思われるグループ、 早朝に仕事に行く方、そんな感じでごった返していました。東京に行くたびに、人もなにもかも、集積が進んでいることを強く感じます。 田舎はのんびりで本当にいいなあ。

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ヒツジが帰ってきた

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 飯田の竜岡小学校に貸していたヒツジが帰ってきました。それも1匹が→3匹になって・・・です。そう仔ヒツジを産ませるところを生徒たちに見せたいというのがひとつ目的にあったので、種付けをしてから貸し出しました。それがうまく貸し出し期間内に産まれ、無事育って帰ったということです。 学校では2時間くらいかけてお別れ会をやって、生徒たちは大泣きする子もいたそうです。それだけかわいがってくれたのだと思うと、貸し出してよかったなという気持ちになりました。そう、産まれるところも見ることが出来たそうで、無事に育ってトラウマにもならなくてとてもよかったです。今、もう1頭オスが小学校に貸し出されています。また、今年もどこかに貸すことができれば、と思います。

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