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「あん」は河瀨監督の会心の作

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 樹木希林の最後の作品などという、ネットで流れているうたい文句に誘われて見に行ってきました。お話は、ハンセン病のおばあさんが、一度、客商売をやってみたくて、どら焼き屋に就職してあんこを煮るというものです。

 過去がありそうなどら焼き屋店長を永瀬正敏がいい味で好演しています。自堕落な生活・・・実際に監督はさせたそうですが・・・酒におぼれて、あんこも作らず、業者から購入したで済ませています。

 河瀨監督の好きな、玄人好みの難解さや、なんだかよくわからない設定などは、姿をひそめ、世相を映している風な登場人物に、ハンセン病という社会問題を、上手にマッチさせて、丁寧な描写による芸術性や、シーンへのこだわりを究極まで追い求める姿勢を貫いています。

 会心の一作といっていいでしょう。欧米の評価は取れないでしょうが、国内でのセールスに結びつく貴重な作品になりました。おめでとう・・・ですね。

 

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