« 日本石仏協会 | トップページ | 苗木城へいってきました »

「土の城 指南」

 どんな世界でも、かじってみないことにはわからないことってありますよね。今回は、「城」についてです。まあ、一般には、このあたりだと松本城(日本で13しかない、昔のままの天守閣なんですよ)があるので、石垣があって、堀があって、ああいったものというイメージです。が、どうも実際には、ああいう「城」は、「城」というものの最終形態らしいのです。

41vwwms5efl

 もともと、豪族などが住むためには、居館というものがあり、ごく特殊な例を除いて、城には住んでいなかった。では、「城」って何? 城というのは、住むものではなくて、戦うために作られた「陣地」とか「基地」と呼ぶべきものなんですね。そんなもともとの「城」は、石垣などという面倒くさいものではなく、土を、盛ったり、掘ったりして作ったんです。そんな陣地ですから、さっと作るし、さっと去る。永続性はあまり問題にならないわけです。

 このところ、取材で山城跡を見に行くことが多いんですが、まさにそういう感じ。子供のころ作った、森の中の秘密基地のやたら大規模なもの・・・なんです。そんな土の城をどうやって鑑賞(?)するかが書いてある本。目からうろこです。戦国時代は、いかに近寄る者を効率よく「殺すか」に重点が置かれていたということ。そしてそれが次第に、見せる城、威厳を表すものに変化してきて、姫路城とか、松本城とか、そういう風になったわけです。まあ、そのあたりの変化の過程も、筑年代によって変わっているわけで、それを見ることも、蘊蓄の傾け様があるんですが・・・。

|
|

« 日本石仏協会 | トップページ | 苗木城へいってきました »

今週の本棚」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/397928/66970339

この記事へのトラックバック一覧です: 「土の城 指南」:

« 日本石仏協会 | トップページ | 苗木城へいってきました »