松原諏訪神社の御射山祭
報告が遅くなりましたが、懸案の松原諏訪神社の御射山祭を見てまいりました。松原諏訪神社というのは、小海町の松原湖の湖畔にある神社で、規模は小さいですが、諏訪大社と同じように、上社と下社が、湖を挟んで、諏訪のようにあるんです。そう松原湖(諏訪湖に比べればごくごく小さい)を諏訪湖に見立てて、神社が配置されているのです。また、湖の周り、上社から下社に向かう道沿いに、子安社やら、山宮やら、弁財天などが軒並みならんでいる、一大信仰霊場(?)なのですね。
で、ここで、諏訪大社にもある御射山祭が行われます。歴史的には、諏訪大社ができてすぐあとくらいに、建立されたと思われるので、それなりに古い行事です。時の朝廷から、諏訪大社の倣っていろいろな神事をするようにとの、お達しも残ってるとかいないとか。そのためもあり、かなり本格的にお祭りは行われます。
そして、「古式ゆかしき」神事や行事が、昔の形を残しているんです。まず、子供たちが集まってきて、のぼりや旗を持って山の上にある、御射山原と呼ばれる、祭りの会場へと走っていきます。これは、御狩のお祭りだったころに名残りで、子供たちが「勢子」を模していると考えられています。結構な山道、かつ長いので大変は大変。
そして、たどり着くのがこの場所、上社と下社の穂屋があり、奥の方には、こんな祠も飾られます。
子供たちは、ここに一晩泊まって、翌日山の神などを回ったり、神事を行ったりしてから、お祭り終了となるのです。そこの部分は来年見に来る予定です。うちの集落で、同じ御射山祭をやっているので、その対比が面白く、本格的な行事に感動して帰ってきました。
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