花祭りの里 古戸
ガイドブックとは、直接関係はないのですが、このところ、石仏の調査で、三遠南信(愛知県の北東部・静岡西北部・南信州の接するところ)によく出かけます。先日も、愛知県の東栄町の方地峠という峠道を探索しに出かけました。
役場で、紹介された、古戸という集落の初澤さんという方にご案内をお願いしたところ、(ひじり会という都市農村交流の団体をやっておられる方なんですが)副会長の佐々木さんという方も、一緒に待っていてくれました。古戸というのは、有名な花祭り発祥の地といわれる集落で、今でこそ国道がすぐ横を通っていますが、昔は山また山のかなりの奥地でした。それゆえ、いろいろなものが残っているのです。峠の上まで、軽トラで送っていただき、私が下り、お二人が下から登ってくるという形で、ちょっと申し訳ないような感じで行いました。
探していた石造物は見つかりませんでしたが、名著「花祭り」の著者、早川孝太郎が「折柴の塚」の中に書いていた通りの、塚の跡が当時のまま残っていて、感動ものでした。峠のお地蔵さまも見事で、峠道らしい風情の道がしっかりと残っていて、とっても満足。それとともに、この地域の人たちの暖かさに感じ入りました。ほんとに親切なんですよ~。
これが、折芝の塚の跡。描写通りにならんでいました。その昔、行者の女房が行き倒れた場所だそうです。
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