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池澤夏樹セレクトの世界文学全集

 出版されてから、もう何年もたつのだけれど、河出書房から出ている世界文学全集にはまっている。全部で20数巻ではあるのだけれど、取り組みがいのあるものが多く、まだ読み終わってはいない。最近読んだのは、「私は英国王に給仕した」「巨匠とマルガリータ」「ブリキの太鼓」。「ブリキ・・・」はけっこうしんどかった。どれもこれも、スタンダールとかドフトエフスキーなんかとは別の、読み応えのある作品が多い。番外編の様に出されている、セレクトの立ち位置なんかを書いてある本を読むと、セレクトの趣旨や意図がよくわかる。

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 それを知って読むのも、楽しく読むコツだ。うんうん、できるだけ現代作家で、欧米に偏らずに、世界をあまねく、その意図がよくわかるラインナップ。石牟礼道子が入っているのも、好感がもてる。で、この全集で初めて出会う作家も多く、気に入った作家があったら、ここから、その作家の個人全集などへと広げて読書をしていくのも一興かと思う。今読んでいるのは、「存在の耐えられない軽さ」。一度若い頃に読んだのだが、この年になって読み返すと、「こんな小説だったっけ」という感じで、読んでない小説をはじめて、読んでいるような感じだ。まだ出あっていない、トマスピンチョンやら第3世界の作家も多い。全部読み終えるには、まだまだかかりそうだ。

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