« ツイッターをはじめました。 | トップページ | グレートジャーニー »

日本の捕鯨、昔のやり方。

Photo_20191105201001thumb1

  前々から、供養塔や慰霊塔について調べてきた中で、沿岸部に鯨の供養塔なるものがあることを知りました。その流れで、古式捕鯨について心に止めていたところ、佐賀県の生月島の博物館で研究されている方が、いろいろな本を出していることを知り、何冊か読んでいます。その中で、この「鯨取り絵物語」というのが大変面白く、紹介させていただきます。こういう形で、近世の捕鯨について、絵巻物として残されているそうで、かなり詳細に「黒い」部分まで描かれているのです。例えば、集団で捕鯨する方式の違い、土佐の方のやり方と長崎などのやり方の違い、消費地に近いかどうかで、売り方やさばき方が違ってくること。大阪に近い場所では、鯨問屋のような存在もできて、分業化されていることなど、とても興味深いことがどんどんと書かれていて、面白い。

 「黒い」歴史としては、子鯨をまずとらえ、それを囮にして、母親クジラを捕獲するなど、描写的には結構残酷。またその際に、父親鯨は割と早い段階でさっさと逃げてしまうことなど、ウ~~ンとうならざる得ない内容です。鯨の「最期」の描写も生々しくて、涙がこぼれてしまうような・・・、これは供養等ができるわ、と納得してしまいました。この方、中園さんの書かれた本はどれも細部まで書かれており、大変面白いです。ぜひご一読を。 チコちゃん流に言えば、「日本の捕鯨の歴史も知らないで、やれ、捕鯨は日本の伝統だ、だとか、日本人の心だ とか、言いながら鯨を食べている日本人のいかに多いことか・・・」といったところでしょうか。

|

« ツイッターをはじめました。 | トップページ | グレートジャーニー »

今週の本棚」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ツイッターをはじめました。 | トップページ | グレートジャーニー »